【子供の傷跡】治療法やよくある質問を形成外科の現役院長が解説！

2024年10月23日 22:10

こんにちは。
きずときずあとのクリニック、豊洲院院長の「村松英之」です。
怪我、やけど、そして傷跡で悩む患者さんを救うため、そして形成外科をさらに社会に広めるために活動しております。

今回は、お子さんの怪我の傷跡についてお話しします。
子供は怪我をしやすく、「傷跡が残るのでは？」と心配な親御さんも多いかと思います。
傷跡の治療について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

記事内で紹介している内容は、動画でもお話ししています。
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子供ってどんな怪我が多いの？

子供の怪我って、どんなものが多いのでしょうか。

よくあるのは、おでこや顎の怪我ですね。
子供は顔から転んでしまうことが多いので、おでこをぶつけて怪我をしたり、顎を切ったりしてしまいます。
他には目の周り、膝や肘の骨のあたる場所が多いです。

お子さんの傷跡、気になりますよね。特に、顔に怪我をすると傷跡が気になってしまいますよね。目立つ場所ですし、「このまま傷跡が残ってしまわないか心配」と考える親御さんも多くいます。

口の周りや目の周り、顔の真ん中に傷跡ができていると、お子さんの顔を見るたびに気になってしまう方は多いはずです。

傷跡の治療法は、大きく分けて以下の2つです。

基本的に、どちらも保険適用外です。
傷跡の治療は「見た目」を良くするものであり、怪我や病気を直接治療するような行為ではありません。
そのため、自費治療になるのが一般的です。

手術は全身麻酔となるケースがあるほか、痛みを伴います。
また、レーザーも痛みを伴うので子供にとっては不安かもしれません。

「どんなときに治療を検討すれば良いの？」
お子さんは自分で判断するのが難しいだけでなく、支払いをするのも親御さんなので、悩む方はとても多いです。

ここでは、お子さんの傷跡を治療する基準をお話ししたいと思います。

遠くから見ても目立つ傷跡については、傷跡の治療を検討しても良いと思います。例えば、顔に大きな傷があって目立つようなとき、明らかに気になるときは治療を検討しても良いでしょう。

お子さんの場合、傷跡を気にしていないケースがほとんどです。
本人が気にしておらず、遠くから見たら分からない傷跡であれば、治療はせずに様子を見るのも良いと思います。

ただし、小さな傷跡であっても本人が気にしている場合は、よく話し合った上で傷跡治療を検討してみても良いでしょう。
基本的に、はっきりとした決まりは特にありません。
本人と親御さんでしっかり話をして、決めるのがおすすめです。

上記の基準を満たさない場合、どうすれば良いのか気になる方は多くいます。治療をしないときは、経過観察でOKです。
傷跡の治療は後からでもできるので、じっくり様子を見ましょう。

経過観察をした後、本人が将来気になるようでしたら、ぜひ当院や近くの形成外科に連れて行ってあげてください。

傷跡治療は、年々進化しています。気になったときに連れて行ってあければば、そのときの最適な治療が受けられるはずです。傷跡治療は、それからでも決して遅くはありません。

お子さんの顔や体に傷跡があると、「私のせいで…」と責任を感じてしまう親御さんはとても多いですが、気にしなくて大丈夫ですよ。

ご両親としては、本人が治療したいと思った時に少しでもお金を出してあげられれば、それで十分親の責任は果たせていると思います。
子供は怪我をするものですし、これも成長過程です。

ずっと監視している方が成長にはよくありません。決して責任は親にはないので、傷跡も成長の一部と考えてください。
親御さんは一生その傷跡を見てしまうかもしれませんが、周りの方も子供本人も意外と気にしていないものです。

今回は、子供の傷跡についてお話ししました。
基本的には日常生活で問題ない、本人も気にしていないならご家族も気にしないほうがよいと思います。

気になるようになったタイミングで、アドバイスをしてあげてください。
もちろん、当院でも傷跡の治療ができます。
何か悩みや不安があるときは、ぜひ気軽に来院してくださいね。

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