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キズフタvol.10 古本屋で100円で買える面白い漫画 冨樫義博「レベルE」

「傷つけたくないし傷つけられたくない2人」(通称:キズフタ)は、サブカルチャーを愛するおおさかさんとなごやさんが、毎回テーマを決めてゆっくりと語り合うポッドキャストです。
言葉を扱う仕事をしている二人が、豆腐なメンタルで豆腐を触るように話します。少しだけ、聞いた人の日常がひらかれますように。

古本屋で100円で買えるおもしろい漫画についてしゃべってみました。
初回は1995年連載開始の冨樫義博「レベルE」(集英社/少年ジャンプコミックス)。
アニメにもなった本作の魅力を縦横無尽に語ります。

第10回かいつまみ

話し手


大阪出身・メガネ
名古屋出身・眼鏡

・古本屋で100円で買えそうな漫画を語ってみよう(シリーズになるかも?)
・おおさかさんが好きなのは「婿探し」編と最終話。
・なごやさんが好きなのはカラーレンジャー編の人魚の回。
・カラーレンジャーの人魚が二股で衝撃を覚えたなごやさん。
・二股の人魚といえば、安城市デンパークにあるアンデルセン人魚姫像のレプリカ。
・冨樫さんはどこから”二股の人魚”の発想を得たのか気になる。
・文字数の多さも含めて設定の上手さがすごい。
・もしかして、宇宙からの来訪者が”地球侵略”しない少年漫画って初めてだったのでは?
・宇宙人たちの行動はそれぞれ全て彼らの文化・社会背景からくるもので、”地球侵略”をしようとしていない。
・スティーブン・キング好きなおおさかさんは、「ドリームキャッチャー」に出てくる菌類型宇宙人が人間と融合して徐々に生活に対しての余白を楽しみだすことにおもしろさを感じる。
・宇宙人だって高校野球が楽しみなら、それを残したいと思う気持ちがあることの楽しさと、ある意味での合理性。
・ジャンル違いだけど「よつばと!」(著:あずまきよひこ)とも近いものを感じる。
・おもしろいものは、地球人でも宇宙人でも残したいと思うはずなんだ、という
・この作品が”少年ジャンプ”に載っていたことがすごい。
・ちょっと文芸作品っぽいかも。
・「世にも奇妙な物語」っぽさもある。
・「斜め上をいく」という言語の用法を今の使われ方にしたのもこの作品らしい
https://ja.wikipedia.org/wiki/レベルE#cite_ref-mainichi-kotoba_8-0
・時代を問わないおもしろさでありながら、サキちゃん、ミキヒサくんという時代性を組み込んでいるところもおもしろい。

ぜひ読んでほしい作品があればコメントなどでお知らせください!

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