氣づきの国語辞典「メン」編
麺→ 「のぎのついた麦の象形と下向きの足の象
形」(根が深く下る「麦」の意味)と「死者の前で
人が死者のよみがえる事を請い求める象形」が
ここでは、「綿(メン)」に通じ、「つながる」の
意味)から、練って糸状に連なる「麦粉」、
「小麦粉」、「うどんなどの類」を意味
する「麺」という漢字ができた。
※「麪/麵」は「麺」の旧字。
免→ 「開かれた「また」から新生児が生まれ出
る」象形から、「子を産む」の意味する「免」と
いう漢字ができた。(「娩」の原字)
また、子が抜け出るの意味から、「ある状態を
まぬがれる」の意味も表すようになった。
※「免」は「免」の旧字。
綿→ 「頭の白い骨の象形と頭に巻く布に紐をつけ
帯にさしこむ象形」(「白ぎぬ」の意味)と「繋が
る糸を手でかける象形」(「つなぐ」の意味)か
ら、白ぎぬを作る時に繋がってできる、「まわた
(くず繭などを煮て引き伸ばして作った綿)」を意
味する「綿」という漢字ができた。
面→ 「人の頭部」の象形と「顔の輪郭を表す囲
い」から、人の「かお・おもて」を意味する
「面」という漢字ができた。
海の神である綿津見神(ワタツミノカミ)は古事記
で二箇所に登場する。
一つ目は、伊耶那岐神の禊によって生まれた、
底津綿津見神・中津綿津見神・上津綿津見神で、
綿津見神は三柱の総称とされている。
二つ目は、火遠理命が訪問した綿津見神の宮に住
む綿津見神で、綿津見大神とも称されている。
火遠理命を歓迎して娘の豊玉毘売を結婚させ、
火遠理命が無くした兄の釣り針を探すのを助けて
見つけ出し、その帰る際には、潮の干満を支配す
る塩盈珠・塩乾珠を授けて、兄を懲らしめる方法
を教えた。
また、伊耶那岐神と伊耶那美神との神生みの段に
は、大綿津見神という同類の神も登場する。
綿がつくけど海の神様って意外性があっていい!
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