氣づきの国語辞典「照る」編
「太陽の象形と刀の象形と口の象形」
から神秘の力を持つ刀を捧げ、祈り、神招きをす
ることから「まねく」の意味を表す。
さらに、太陽を付し、「あきらか」の意味と
「燃え立つ火」の象形から火であきらかにする、
「てらす」を意味する「照」という漢字ができた。
天を照らす太陽の神様が天照大御神。
薩摩藩主、島津斉彬(照國大明神)を御祭神とする
照國神社が鹿児島にある。
身分に関わらず優秀な人材を登用したことでも
知られ、西郷隆盛、大久保利通など明治政府の
要人となった者も数多い。
江戸時代の鎖国中、アメリカは日本を植民地に
しようと黒船で来日する。
国旗を掲げていない船は海賊とみなされ、国際法
上、撃ち落としてもいいことになっていた。
江戸幕府は白地に墨で二本線を書いたものを
国旗にしようとしていた。
島津斉彬は大反対し、船を造り、江戸に参上する。
日本は日出る国であり、天照大御神が岩戸を
出でられしときより開かれた国である。
そのことからも国を象徴する国旗に太陽を掲げる
べきであると直談判をした。
島津斉彬の意見が通り、日本国旗が日の丸と
なった。この功績が認められ、勅命により、
照國大明神の神号を授かり、照國神社が創建され
た。鹿児島に昨年行ったときに参拝したが、
本当に感動した。
是非行ってほしい神社の一つ。