氣づきの国語辞典「常」編
「神の氣配を示す文字と家屋の象形と口の象形」
から屋内で祈る意味となり、「長(ジョウ)」に通
じ「ながい」の意味を持つようになった。
「頭に巻く布に紐をつけて帯に差し込む」象形か
ら、長い布を意味し、それが転じて、「長く変わ
らない」、「つね」を意味する「常」という漢字
ができた。
平家物語に登場する諸行無常という言葉。
全ては移りゆくもので、変わらないものなどない
ということ。
今辛いと感じている人もそれは幸せの始まりで
あり、今幸せを感じている人もそれは辛いの始ま
りだったりもする。正解も不正解で不正解も正
解。あなたは僕で僕はあなた。すごく不思議な
感覚。言葉って不完全で心に湧き上がる全ての
感情を言語化することって不可能なのかもしれな
い。でも不可能だからこそ非言語やその他諸々が
発展してきたとも考えられる。
全てに意味があるのかもしれないな。