氣づきの国語辞典「節(ふし)」編
「竹」の象形と「食べ物の象形と膝まずく人の象
形」(人が食事の座につく意味から、「つく」の
意味)から、竹についている「ふし(茎にある区切
り)・区切り」を意味する「節」という漢字がで
きた。
昨年の2020年は日本書紀編纂1300年の節目だっ
た。
古事記と日本書紀の違いは色々あれど、古事記は
日本国内向け、日本書紀は海外向け(当時の海外
は主に中国)に書かれた日本の歴史書とすると分
かりやすいかと思う。
両方とも天智天皇(中大兄皇子の弟)が編纂を依
頼。
古事記が稗田阿礼(ひえだのあれ)が話す内容を太
安万侶(おおのやすまろ)がまとめる形でなんと4
ヶ月という短い期間で書き上げられた。
(全3巻)
それに対してたくさんの人の手を借りて39年も
の時間をかけて完成したのが日本書紀。
30巻+系図1巻という壮大なスケール。
神話の部分が古事記が3巻中1巻を占めるのに対
し、日本書紀は30巻中2巻で、41代天皇である持
統天皇までを記載している。
稗田阿礼の暗記力もすごいが、それを聞きながら
書き起こした太安万侶の偉業も注目に値する。
今後も自分の生まれ育った国のはじまりやおこり
を学ぶことで自分のアイデンティティや氣づき
を手に入れていきたい。