氣づきの国語辞典「ヘン」編
辺→ 「立ち止まる足の象形と十字路の象形」
(「行く」の意味)と「鼻の象形と台の象形と磔に
なった人の象形」(「邪神の侵入を防ぐ境界に
置かれたおまじない」の意味)から「ほとり(あた
り、そば)」を意味する「辺」という漢字ができ
た。※「辺」は「邊」の略字。
編→ 「より糸」の象形と「片開きの戸の象形と文
字を記した札を紐で編んだ象形」(「札」の意味)
から糸で札を「あむ」を意味する「編」という
漢字ができた。
返→ 「立ち止まる足の象形と十字路の象形」
(「行く」の意味)と「崖の象形と手の象形」(のし
掛かる岩の重圧で手を「かえす」の意味)」から
来た道を「ひきかえす」、「かえす」を意味する
「返」という漢字ができた。
変→ 「糸の象形×2と取っ手のある刃物の象形
と口の象形」(「誓いの糸を引き合う」の意味)と
「ボクッという音を表す擬声語・右手の象形」
(「手でボクッと打つ・たたく」の意味)から誓い
の糸を断ち切って「かえる」を意味する
「変」という漢字ができた。
福岡県は宗像(むなかた)市にある宗像大社。
日本神話に登場する日本最古の神社の一つで、御
祭神は、天照大神の三女神で、沖津宮、中津宮、
辺津宮がそれぞれ祀られ、この三宮を総称して、
宗像大社という。
田心姫神 (たごりひめのかみ)
湍津姫神 (たぎつひめのかみ)
市杵島姫神 (いちきしまひめのかみ)
宗像が日本における最初の国際港であったため、
海外との外交、貿易、国防的な機能を果たせば、
天皇が祀るとされた。国家祭祀とは、天皇の遣
いである勅使(ちょくし)が現地に赴いて、祭り
をするというもので、宗像における国家祭祀は出
土した国宝の品々から、かなり大規模だったと推
測されている。
いよいよ「へ」編が終わり「ほ」編へ!