氣づきの国語辞典「ヤク」編

焼く→ 「燃え立つ炎」の象形と「土を高く盛った

象形と人の上に横の一線を引き、高くて平らを示

す文字」(「高い」の意味)から火を高くあげる、

すなわち、「やく」を意味する「焼」という漢字

ができた。※「焼」は「燒」の略字。

訳→ 「取っ手のある刃物の象形と口の象形」と

「目の象形と手枷の象形」から、1つの国語を他

の外国語へ次々と手繰り寄せることを意味し、そ

こから、「やくす」を意味する「訳」という

漢字ができた。※「訳」は「譯」の略字。

役→ 「十字路の左半分」の象形と「手に木の杖を

持つ」象形(「打つ・殴る」の意味)から、辺地を

守りに行くの意味を持ち、それが転じて「仕

事」・「務め」を意味する「役」という漢字が

できた。

約→ 「より糸」の象形と「物を掬い取った柄杓」

の象形から「要」に通じ、「引き締める」の意味

から糸で引き締め「まとめる、むすぶ」を意味す

る「約」という漢字ができた。

薬→ 「並び生えた草」の象形と「どんぐりを

つけた木(くぬぎ)」の象形から「療」に通じ

「治める」の意味から、病気を終わらせる草、

「くすり」を意味する「薬」という漢字ができ

た。

京都市右京区にある「愛宕神社」

愛宕山の頂上に鎮座する、全国900社を数える愛

宕神社の総本社。修験道の祖とされる役行者と、

白山の開祖として知られる泰澄が、701〜704年

に建立したと伝わる。

御祭神は火之迦具土神(ホノカグツチ)。

イザナミとイザナギが神生みで生んだ火の神。

その火が原因で、イザナミは亡くなってしまう。

火を扱う業者からの崇敬が高く、鍛冶業や焼き物

業といった業者から高く崇敬されてきた。

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