氣づきの国語辞典「モリ」編
杜→「大地を覆う木」の象形と「土の神を祭る為
に柱状に固めた土」の象形(「土」の意味)から
「山野に自生する木、やまなし」、「森林」を意
味する「杜」という漢字ができた。
守→「屋根・家屋」の象形と「右手の手首に親指
を当て脈をはかる」象形から家屋を手で「まも
る」を意味する「守」という漢字ができた。
盛→「食物を盛る皿」の象形と「大きな刃のつい
たまさかりの象形と釘の頭上からみた象形」から
「盈」に通じ、皿に農作物を満たして、神への供
え物とする事を意味し、そこから、「もる」、
「さかん」を意味する「盛」という漢字ができ
た。
森→「木が3つ並び立つ」象形から、「木の多い
さま」、「もり」を意味する「森」という漢字が
できた。
杜氏(とうじ)とは酒造りの最高責任者のことを指
す。
杜氏と呼ばれる長(おさ)は、一つの酒蔵でただ
一人で、杜氏の元で酒造りに携わる職人は蔵人
(くらびと)と呼ばれる。
古代の日本で酒は、一年を通じて、神まつりが実
施されるごとに造られていた。酒造りを担うのは
神々に仕える乙女達で、それを束ねる年かさの女
性を「刀自」(とじ)と呼んでいたが後世、酒
造りが大型化し、大桶などの重量物を取り扱うこ
とにより力仕事の要素が加わり、男性中心の仕事
に変化した。「とじ」の発音が受け継がれ、「杜
氏」の字があてられるようになったといわれて
いる。
江戸時代には、米の不作などを理由に幕府が酒造
りを規制し、冬場に限られるようになったことに
加え、寒冷な気候では酒質の向上をはかりやすい
こともあって、寒造りへの集中化が進んだ。
古事記や神社が好きになってきた頃から日本酒も
好きになってきた。日本酒作りの後継者が不足し
ているという文を見てやってみたいなって思っ
た。ことだまの力も借りて美味しい日本酒を
作ってみたい!