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流しの国語辞典「射手」編

弓を射る人。弓の名手。

「鳴弦の儀」というものが日本にはある。

弓に矢をつがえずに弦を引き音を鳴らすことで

氣を祓う魔除けの儀礼。ちなみに弓の弦には

麻が使われる。

魔氣、邪氣を祓うことが目的。

後世になるとより高い音の出る鏑矢を用いて射る

儀礼に発展。鏑矢を用いた儀礼は蟇目の儀

(ひきめのぎ)と呼ばれる。

鳴弦の儀が始まったのは平安時代といわれ、元々

は誕生儀礼として始まった。次第に夜間の警鐘及

び滝口武者の名対面の時、天皇の日常の入浴時

(蔵人が担当する)、主の病気祓い、不吉な出来

事が起こった際等、幅広く行われるようになっ

た。

半人半馬の姿で有名な射手座は神話が起源で、

アルテミスから狩猟を学んだケンタウロスである

ケイローンが弓を引く姿。

ヘーラクレースが誤って放った毒矢が当たり、

苦痛のためゼウスに死を願って聞き入れられ、

彼の死を悼んで天に上げられて星座となったと

する話が定説。

射手座はラテン語でSagittarius サジタリアス

11/23〜12/21の期間に生まれた人が射手座と

なる。

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