流しの国語辞典「池」編
流れる水と蛇の象形から曲がりくねった形の
みずたまりを意味する。
魚を生かせておくところの「生け」
水が涸れるに対しての「生く」から来ていると
いわれる。
寝殿造や寺院にある池は前者、
全国にある「池」のつく地名は稲作地域と重なる
ため、水を生かしておく場所という後者の意味
となる。
「電池」にこの漢字が使われた理由。
昔、電池は銅と亜鉛の板を劇薬である硫酸の中に
入れることで動いていた。
硫酸を入れるまさに器だったことから電池という
字があてられた。
硫酸を何かに染み込ませて持ち運べるようにした
のが乾電池。名前って面白い。
「健悟」
健康な五番目の子。
健やかに悟る子。
吾の心を用いて人を建設する。
「寺田健悟」
「ご覧、手だけ」
自分を大切に。
柏手。
拍手。
共に手と手が重なる。
重なったとき、そこに熱が生まれる。
音が生まれる。
感触が生まれる。
リズムが生まれる。
場を清める。
場を鎮める。
そんな存在であれと。