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shinsukesugie
氣づきの国語辞典「フミ」編
踏み→「胴体の象形と立ち止まる足の象形」
(「足」の意味)と「流れる水の象形と、口や鼻か
ら吐く息の象形(「言う」の意味)」(「水の流れの
ようにすらすら言う」の意味)から、すらすらと
足を「ふむ」を意味する「踏」という漢字ができ
た。
文→「人の胸を開いてそこに入れ墨の模様を描
く」象形から「模様」を意味する「文」という漢
字ができた。
京都市左京区大原野村町にある江文(えぶみ)神
社。
社伝では三千院の鎮守神として創祀されたこと
や、延暦寺座主の円仁(慈覚大師)の勧請による
ものとも伝えられている。
山王神道と深い関係を持ち、後方に聳える江文山
(現在の金比羅山)の頂に祀られていた神々を、
山麓に社殿を建立して勧請したものともされてい
る。中世に栄えたが、織田信長の比叡山攻略の
影響で退転したといわれる。
御祭神は古事記、日本書紀どちらにも登場する女
神ウカノミタマ。『古事記』では宇迦之御魂神
(うかのみたまのかみ)、『日本書紀』では倉稲
魂命(うかのみたまのみこと)と表記する。
名前の「宇迦」は穀物・食物の意味で、穀物の神
である。
「宇迦」とは「ウケ」(食物)の古形で、特に稲
霊を表し、「御」は「神秘・神聖」、「魂」は
「霊」で、名義は「稲に宿る神秘な霊」と考えら
れている。記紀ともに性別が明確にわかるような
記述はないが、古くから女神とされてきた。