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氣づきの国語辞典「ロ」編

炉→ 「燃え立つ炎」の象形(「火」の意味)と

「口の小さな亀の象形と食物を盛る皿の象形」

(「轆轤(ろくろ)を回して作った飯入れ」の意味)

から、「いろり」を意味する「炉」という

漢字ができた。※「炉」は「爐」の略字。

露→ 「雲から水滴が滴り落ちる」象形と「胴体の

象形と立ち止まる足の象形と上から下へ向かう足

の象形と口の象形」から「落」に通じ、

「おちる」の意味から、落ちてきた雨を意味し、

そこから、「つゆ(晴れた朝に草の上などに見ら

れる水滴)」を意味する「露」という漢字ができた。

呂→ 「人の背骨が連なる」象形から、「背骨」、

「長い」を意味する「呂」という漢字ができた。

路→ 「人の胴体の象形と立ち止まる足の象形」

(「足」の意味)と「下向きの足、口の象形」(神霊

が降ってくるのを祈る意味から「いたる」の意

味)から人が歩き至る「みち」を意味する「路」

という漢字ができた。

大阪市北区にある露天神社(つゆのてんじんじゃ)

通称はお初天神。

御祭神は少彦名大神、大己貴大神(大国主命)、

天照皇大神、豊受姫大神、菅原道真公。

社名は菅公が当地で詠まれた御歌

「露と散る涙に袖は朽ちにけり 都のことを思い出ずれば」に因る。(その他諸説有り)

上古、大阪湾に浮かぶ小島の一つであった現在の

地に、「住吉須牟地曽根ノ神」を祀ったと伝えら

れており、「難波八十島祭」旧跡の一社である。

曽根崎(古くは曽根洲と呼ばれた)の地名は、こ

の御神名によるとされる。

元禄16年(1703年)4月3日に境内で実際にあ

った心中事件を題材に、近松門左衛門が人形浄瑠

璃「曽根崎心中」を書いた。以後、そのヒロイン

の名前「お初」にちなんで「お初天神」と呼ばれ

るようになった。「曽根崎心中」は堂島新地天満

屋の遊女「お初」と内本町平野屋の手代「徳兵

衛」が「天神の森」にて情死した事件をもとに、

近松門左衛門が劇化したもの。この作品は当時の

人々の間で大評判となり、参脂回向の老若男女が

大勢押しかけたといわれている。

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