流しの国語辞典「今」編
あるものをすっぽり覆い含む様子からできた漢字。
亼(しゅう)という漢字が今のもとになったといわ
れ、亼は「集まる」という意味を持つ。
今にも「集まる」という意味が存在したといわれ
ており、人は今ここに意識や存在や肉体が終結
している。
人の部分を「しゅう」と読み、集約や含むという
意味がある。
下の「ラ」の部分は「こん」といい、連なる、
通すという意味を持つ。
今をどう意識し、どう生きるか。
これの連続な氣がする。
今の心が「念」じるで今の口(言葉)が「含」む。
未来や過去を生きているのではなく、
今を生きている。
広い宇宙にも今という瞬間しか存在しない。
全てが今ここにあるということを「亼」や「今」
という漢字が教えてくれる。