価値観は手相のようなもの
自分の長所のひとつに、価値観があります。
自分の持つ「価値観」を大切にすることは悪いことではありません。自分の長所の一部としてとても大切なものです。
しかしここで注意しなければいけないことがあります。
今、あなたが持つ「価値観」はあなたの過去の経験から作られたものです。唯一絶対なものではありません。唯一絶対なものにしているのは、「今のあなた」です。
だから、今の価値観を作り上げた過去の経験を否定されると批判するしかありません。もしも“新しい事実“を認めてしまえば、それまでの生き方さえ否定されると考えてしまいます。
それではつまらないですよね。ただ自分を苦しめるだけです。
今まで作り上げた「価値観」ですので、そう簡単に変えることはできません。また無理に変える必要もありません。
ただ、自分の持つ「価値観」から自分を開放できることだけは覚えておいてください。自分で作り上げたものだから、自分で変えることができます。
自分の価値観に合致することには気づく反面、価値観に反することは過小評価し、場合によっては無視をする。少なくてもこれに気づけばいい。
そして、他人の「〇〇という価値観」に気づいてください。
認めなくてもいい、只あると気づいてください。
そして、あきらめる。
もうひとつ・・・
「価値観は存在している。持っている」のではありません。
自分の認知できないところで染みついています。手に持つことができるものではなく、皮膚の皺に入り込み長年染みついています。だから、厄介です。
簡単に手放すことはできません。
手の平を見てください。同じ手相の人はいません。
価値観も同じです。
でも、手相が変わるように価値観も変わるものです。
これも覚えておいてください。