誰もが自分のモノサシを使って考えます
人と接する時、こんな思いを持つことがあります。
「何を考えているかわからない」
「どうしてそんなことをするんだ」
「もっとこうすればいいのに・・・」
悩んだり、仲間と一緒になって「あの人はああだこうだ」などと
批評のような悪口を言いあったりします。
軽い悪口を言いあうことは悪いことではありません。
それまで規制してしまうととても窮屈なものになります。
でも、「何を考えているかわからない」といいつつ
相手のことをわかろうとしない、知ろうとしていないことも事実です。
そんな時は、「わからない」を「ただ、あの人は私と違うだけ」
と考え方を変えるようにしています。
誰もが自分のモノサシを使って物事を考えます。
モノサシの存在は分かっています。でもどんなモノサシか分かりません。長さも目盛りの大きさも分かりません。だからイライラします。
相手のモノサシとは、今まで生きてきた環境やそこで育んだ価値観や考え方、大切にすべき長所です。まずは、それを知るようにしています。
そして自分と共通するような部分を見つけていく。ここからスタートです。
相手とのエピソードを重ねれば、徐々に相手への理解が進みます。勿論、自分の価値観や考え方も伝えます。伝えた後は、手放すだけです。判断は相手にまかせます。相手が自分のことを分からなくても、それはそれで良しとします。「なぜわかってくれないんだ」と思っても、分からないものは分かりません。焦らずゆっくりいけばいいんです。
でも出会うすべての人にこうしていたら疲れます。大切な人にだけ真剣に近づこうとすればいいんです。「違う」ことを前提に共通点を探りながら「分かろう」とすればいいんです。すべての人とうまく付き合うことなんて出来ません。ですから、そんな時は「分からない」で済ませています。
そうするととても楽になります。
自分を必要以上に責めたり苦しめたりすることもなくなりました。
「私は聖人君子じゃない」と他人を切り捨てる勇気もあった方がいい。
人生において出会ってきた三割の人は
あなたがどんなことをしても関心はもちません。
五割の人はあなたの行動によって好き嫌いが分かれます。
だけど残りの二割の人は、あなたが失敗しても好きでいてくれます。
その一割は、生まれた時から傍らにいる家族
残りの一割は、親友やあなたが作り出す家族です。
あなたの身近にいる二割の人を大切にしましょう。
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