文字を書くスピード
最近、気にかけているのが、「文字を書くスピード」
ある時、「何でそんなに急いで書いているのか?」
と自分に疑問を持つようになりました。
なぜかわからないけど急いで書いていました。
「メモだからいいや」という思いもあったのでしょう。
でも書いた字を見るとキタナイ、
上手い、下手ではなくキタナイ・・・
何をそんなに急いでいたのか?・・・と思います。
急いで書いて何か新たに別のことが出来たのか?・・・
大したことはしていません。
でもなぜか急いで書いていました。
そういえば病気をする前、手帳は文字であふれていました。
文字を書いて、予定を埋めることで変な安心感がありました。
手帳のブラックリスト です。
今文字を書くとき、万年筆を使っています。
そうすると文字を書くスピードがゆっくりになります。
万年筆の文字はすぐに乾きません。
だから書いた後も眺める時間が長くなります。
そうすると、書いた内容もゆっくり自分の中に染み込んでいきます。
書かれた言葉の奥の情景が浮かんできます。
描写されます。
書くときのペン先と紙が触れる、「ガリッ」という音も聴こえます。
「あれもしなければ」「これもしたい」と
したいこと や しなければいけないと思い込んだことに、
追い詰められていました。
今はゆっくり書いています。
書いた文字は、単なる情報の信号ではなく生き生きとしています。
愛おしくさえなります。
何を書いているのか? って思ってしまいますよね。
でも、こういう感覚、とても好きなんです。
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