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ゴールのイメージを持たせる

スタート前

今回は高校生ラガーマン2人にコーチング。
3週間のオフとのことで、帰省中の2人の自主トレに参加することになった。 まずは、2人にスキルアップしたいポイントを聞くことにした。
せっかくなので、私も入ることで3人になるので、3人で出来ることをヒントにヒアリング。 ハンドリングにおける準備、ボールに入るスピードなどが課題として出てきたので、今日はそれをゴールにすることにし、前日までに動画で見ておくように言っていた、あこがれの選手の動きをイメージしてもらい練習をスタート。
ちなみに選手は、布巻選手とマイケル・フーパー選手。

小さな動きから

最初に現状把握という意味で、小さなグリッドでスタート、ボールキャッチ、パスの動きを50パーセント程度のスピードでやってもらい、スマートホンで録画。 自分で見てもらい、客観的に見て現状把握。あこがれの選手には程遠い・・・(笑)。 しかし、小さな動きで1アクションなので、前傾姿勢や構える手の位置、ボールを投げる手の軌道などがじっくりと観察できるし、意識しやすい。 もう一度自分とあこがれの選手との差を自分で言葉に出し、チェックしながらもう1回。 少しスピードをあげる。 「ナイス!」「Good!」と思わず口から出るほど良くなる。 また動画を見ては、違うと思うポイントを自分で見つけては、言葉にして、どうやったらあこがれの選手に近づけるかを一緒に考え、再度実行。さらに良くなっていく。

成功体験

とても小さな改善なのだが、気が付いたら「ナイス!」「Good!」と言ってあげる。大きな声で。 コツを掴んだのか、どんどんうまくなっていく。
ある程度できたところで、今日は良くなったことを再度言葉にして、この動きを習慣づけることをアドバイス。 動画であこがれの選手を良く見て、イメージして、取り組むこと。日々の練習でゴールを決めることを教える。
生き生きとした目の選手は、練習前よりも元気が良い声で返事をくれた。

次回までの宿題

では次回ということで、クールダウンを兼ねて少し距離のあるパスをしてもらい、うまくいかないポイントに気づいてもらい、このポイントについてもあこがれの選手の動画をじっくり見ておくことを約束して終了。

わずか40分ほどの練習だったが、とても濃い内容の練習となった。
何より、選手たちが自分の成長を実感した、充実した時間になったのがこちらに伝わってきたのがうれしかった。

どんなスポーツ、いや仕事でもそうだと思うが、ゴールを決めることは大切であり、そのゴールを目指すものに出来るだけ明確にイメージできるようにするのが大切であることを再認識した。

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