「おっさんライオット」に背中を押されている
※少しだけ性的な表現があります
「おっさんライオット」という曲がある。
この曲は、おそらく30代以上の男性を対象にした応援歌なのだけれど、歌詞に共感できる部分が多くあり、聞いていると背中を押されているような気分になる。
・鏡の前でニヤリと笑ったら 白い鼻毛が飛び出した
この曲の冒頭の出だしは、
という歌詞で始まる。
そこからおっさんであるが故の世知辛さや、おっさんになったことでの肉体や心情の変化を綴った歌詞などが歌われる。
私は初めて聴いた時、この冒頭の歌詞にぐっと心を掴まれたのを覚えている。
なぜなら、私が初めて白い鼻毛を見た時の、「俺はおっさんになったんだ」という衝撃をいまだに覚えているからだ。
私は現在33歳なのだけれど、30か31くらいの時に、鼻毛の処理をしようと鏡の前に立った時に、それは生えていた。
ある日突然、何の前触れもなく、頼んでもいないのに生えていやがったのだ。
それを見た時、自分はもう若くなく、おっさんなのだという現実を大きく痛感した。
その感覚を、今でも覚えているのだ。
・歌詞に共感できる
自分はおっさんであることを痛感したエピソードの歌詞から始まるこの曲だが、他にも共感できる歌詞が多くあった。
といったこれらのネガティブな歌詞が、私の身に、心に沁みる。
・おっさんになってもまだやれる
サビの歌詞は一転して、
といった、おっさんの背中を押してくれるような歌詞を連呼している。
歳を重ねおっさんになり、面接を受けられる企業の数が減ったり、若い頃より肉体の融通が効かなくなったり、出来ることが減り諦めることが増えてしまっても、
それでもまだやれるんだ、だから諦めるなというメッセージが込められていると私は思っていて、前を向いて頑張ろうと思えるのだ。
・「おっさんライオット」を聴いて国家資格に合格できた
「おっさんライオット」が好きな理由の一つに、この曲を聴いて試験勉強に励み、危険物乙四の試験に合格できたことが挙げられる。
30代で無職になり、人生終わったと思い絶望し、塞ぎ込み落ち込んで、友人から救いの手を差し伸べられ生き延び立ち直れて、本気で社会復帰したいと思って試験勉強に励んだ。
若い頃よりも、知識の吸収の遅さや机に向かう体力の低下を感じた。
思うように勉強が進まず停滞してしまったり、コロナに罹患してしまったりと、全てが順調ではなかった。
それでも諦めずに勉強を続け、試験に合格できた理由の一つに、おっさんライオットを聴いて、歌詞に励まされ、背中を押してもらえたのがあると思う。
前途多難でも、諦めなければ合格できるんだと信じ、モチベーションを高めて勉強し、合格できた。
だからこの曲には思い入れがあるのだ。
現在は、社会復帰に向けて求人を探したり、履歴書や職務経歴書の作成や添削をしていただいている。
まだ完全に社会復帰できていないし、道中様々な壁が立ち塞がると思うけれど、そんな時はおっさんライオットを聴いて、背中を押してもらって、頑張ろうと思う。
※見出し画像にpvのワンシーンを使用させていただきました