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危険物乙4に一発合格!社会復帰を目指す無職の合格体験記

※気になった部分だけ読んでくださっても嬉しいです。



はじめに

去年(2023年)の12月下旬に受験した危険物乙4の結果が発表されました。
結果は、大変ありがたいことに、合格できました。
合格にあたり、本当に多くの方々のブログやYouTubeを見て、学習に使用したのはもちろん、参考書や問題集選び、「合格した方はどのように勉強したのか?」など、多くのことを参考にさせていただきました。
本当にありがとうございました。


「もし合格できたら、合格までの道のりを文章として残したい」と以前から思っていたので、今回筆をとりました。
書いた文章を自分の中で留めるのではなく、合格体験記として世に公開し還元することで、少しでも恩返しができればと思います。
また、受験を考えている方や、試験を控えている方の参考になれば、幸いです。


各科目60%以上で合格なので、物理化学が本当にギリギリでした。
もし途中で勉強を諦めていたら、間違いなく合格できていなかったと思います。
合格できて本当に嬉しいです。


受験理由

まず受験を決めた理由ですが、複数ありますが、一番の理由は「変な会社に入って嫌な思いをしたくない」と思ったからです。
私は社会復帰を目指しているのですが、その気持ちが先行し、また変な会社に入って嫌な思いをして苦しむのは嫌だなと思っていました。


転職に有利に働く資格を所持していれば、万一ブラック企業に入社してしまっても、その資格を活かしてすぐに転職できるか、辞めて資格を活かしたアルバイトで働くことで、自分の身を守れるのではないかと思い、調べてみました。
結果、危険物乙4は、関連する職種や業種の転職に有利に働き、また乙4所持者のみができるアルバイトがあるため食いっぱぐれずにすむと思い、自分の身を守るために最適な資格だと感じ、受験を決めました。


参考書を読み込む(9月末ごろ〜10月半ば)

勉強の第一歩として、参考書を購入しました。
参考書は数多くあり、非常に悩みましたが、
「この一冊で合格! 教育系YouTuberけみの乙種第4類危険物取扱者 テキスト&問題集」を購入しました。


この参考書はYouTubeの「けみちるちゃんねる」「猿でも分かる乙4講義シリーズ」「耳で覚える乙4講義シリーズ」などの視聴と併せて読むことで、ただ参考書を読むだけよりも、知識が頭に入る感じがしました。
動画の視聴と併せて、約二週間ほど読み込みました。


また学習を進めていくうちに、けみちるちゃんねるさんのラインのオープンチャットの存在を知ったので入室したのですが(木塚めぐるとは違うユーザーネーム)、これは大正解でした。
なぜなら入室し、私とメンバーの方とでコミュニケーションを取ったり、勉強を頑張っているメンバー同士のやりとりを見ることで、「勉強を頑張っているのは自分一人だけではない」と思えたからです。
もし存在を知らず独りで勉強していたら、途中で勉強を挫折し合格できていなかったかもしれませんでした。
けみちるちゃんねるさん、オープンチャットの皆さん、本当にありがとうございました。
(※オープンチャットの参加用URLは、「けみちるちゃんねる」のコミュニティを辿れば出てきます。)


問題集を解く。物理化学は中学理科からスタート(10月半ば〜11月下旬)

参考書を一通り読み終わったため、問題集選びに着手しました。
問題集も数多くあり、こちらも非常に悩みましたが、「乙種4類 危険物取扱者試験 公論出版」を購入しました。
(※現在は最新版が出版されています)


「法令→性質消火→物理化学」の順番で勉強しました。
問題を解いて、終わったら答え合わせをしながら解説を読んで、間違った問題とたまたま当たった問題を再度解き直しました。


また、初見でざっと読んだ時に、物理化学の項目が非常に難しいと感じ、このままではとても問題は解けないと思ったため、物理化学は問題を解く前に、中学理科の学習から始めました。
「とある男が授業をしてみた」というYouTubeチャンネルの、試験範囲に関係する部分の動画を視聴しました。
(※化学反応式の解説がめちゃくちゃ分かりやすかったです)


日中は問題集で法令の問題を解き、夜は中学理科の動画を見て知識を蓄えました。
性質消火の問題を解く頃には中学理科の学習がひと段落ついていたので、試験範囲に関係する高校理科の学習を開始していました。
ここではとても紹介しきれないくらいの、様々なYouTube動画を視聴しました。


物理化学の問題は、これまでに身につけた中学高校理科の知識を活用して解きました。
文系出身ということもあり、法令と性質消火に比べると段違いに難しく感じました。
あまりの難しさにモチベーションが低下し、勉強に身が入らなかった時期がありましたが、分からないとこはYouTubeで関連する動画を何回も視聴したり、その動画をスクショした画像を見て確認したり、大切だなと思った部分はメモも取るなどして、なんとか気合いで終わらせました。


※問題集についてですが、個人的にはこの問題集で勉強したのは本当に正解だったのだろうかと疑問に思います。
物理化学でつまずいたのもありますが、それ以上に問題数が500問以上と非常に多かったので、やっとの思いで一周するのが精一杯でした。
約500問の問題集をやっとの思いで一周するのなら、250問の問題集を二周したほうが良かったのではないかと思います。
なのでもし不合格だったら、2回目の勉強は、薄めの問題集を買ってそれを複数周回する予定でした。
とはいえ試験では、この問題集で見たことある問題が出題されました。
この問題集を複数周回しスラスラ解けるようになれば、試験は間違いなく合格できると思います。


コロナに罹患し療養。心が折れる(11月下旬〜12月上旬)

問題集が一通り終わり、合格に向けてさらにエンジンかけるぞと思っていたところに、悲劇が訪れました。
コロナに罹患してしまいました。
幸いにも軽症と診断され、症状は約一週間ほどで落ち着きました。
待機期間が終わり、医者から外出許可をいただいたので、元の生活に戻ることができました。
しかし、療養中に心が折れてしまい、勉強のほうは療養が明けてもさらに約一週間できませんでした。
合計して、約二週間ほど勉強できませんでした。


そんな状態でも、「このままではいけない」と思い、奮起し再度勉強を開始できたのは、オープンチャットの存在があったからでした。
学業や仕事、子育てをしながら勉強を頑張っている方々のやりとりを見て、「大変な思いをしているのは自分だけではない」と思えることができました。
「諦めたらそこで試合終了。最後まで諦めないであがくぞ。」と決心し勉強を再開しました。


追い込みをかける(12月上旬〜試験前々日まで)

試験まで残り日数が少なくなり、公論出版の問題集の復習では日数と問題量を鑑みて中途半端に終わってしまうと判断したため、YouTubeで追い込みをかけた人の動画を片っ端から視聴し、どのように追い込みをかけたのか調べました。
結果、ネットに予想模擬試験を出題しているサイトがあることを知り、その予想模擬試験を解いて追い込みをかけました。


「危険物取扱者試験過去問題集」というサイトに掲載されている予想模擬試験を第一回目から順番に解きました。
問題を解き、終わったら答え合わせをしながら解説を読み、間違った問題とたまたま当たった問題を再度解き直しました。
問題を解いていくうちに、以前に解いた問題と似たような問題を見かけたり、自分の苦手な部分がなんとなく分かるようになりました。
「この分野の問題はよく見かけるから復習したほうがいいな」と思ったところや、「自分この分野苦手だな」と思ったところを重点的に復習しました。
ブランクが空いていたのと、点数が合格点に届いてる時もあれば届いていない時もあり、とても苦しかったですが、なんとか気合で一周しました。


ラストスパート(試験前々日と前日)

試験の前々日と前日は、今までの復習をしつつ、「この一冊で合格! 教育系YouTuberけみの乙種第4類危険物取扱者 テキスト&問題集」に掲載されている予想模擬試験を解きました。
2回分掲載されており、前々日に第一回目を、前日に第二回目を解きました。
こちらも間違えた問題は解説を読み、再度解きました。
どちらも合格点に達しており、当日に向けて良いラストスパートを切れました。


試験当日

当日を迎え、大きなトラブルなく、受験することができました。
試験開始まで周りの人たちは参考書を読んでいましたが、私は参考書を読まず代わりに勉強に使用したノートをめくっていました。
ノートを見ながら、「自分は前日まで諦めずに勉強したから大丈夫だ!絶対合格できる!」と暗示をかけていました。


試験は難しかったですが、分かる問題はもちろん、分からなくてもマークし、分からない問題は他の問題や選択肢にヒントがないか探し、試験終了まで抗いました。
また見直しをしっかり行い、記入漏れやマークミスがないかの確認も行いました。
大変でしたが、2時間戦い抜きました。


試験を終えた後と合格発表の瞬間

物理化学の出来がとても不安だったので、「落ちたかもしれない」と思っていました。
そのため、正月明けから2回目の試験に備え、少しばかり勉強を再開していました。
なので合格発表を見た時は、嬉しさよりも驚きが先にきました。
驚きが落ち着いたあと、嬉しさがこみあげてきて、「本当に合格したんだな・・」と感慨に浸りました。


今後

合格は、ゴールではなくスタートだと思います。
社会復帰のための一歩を、ようやく踏み出せました。
今後は、ガソリンスタンドのモニター監視員の仕事をしながら、第二種電気工事士の資格の勉強をしようと考えています。
そして最終的には、設備管理の仕事に就きたいと考えています。
免状が届いたら、履歴書の資格欄に堂々と記入して、社会復帰に向けてさらに一歩を踏み出します。


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