「ごめんなさい」を精一杯に。
「ごめんなさい」には何かを言って。
でないと、わたし、とても不安になる。
もっと怒らせてしまったかしら。
呆れられてしまったかしら。
私に幻滅したかしら。
嫌われてしまったかしら。
こんなわたしだもんね。まるでクソ。
きっと間違ったんだ。
謝ったことが間違ったんだ。
「ごめんなさい」じゃなく、「ありがとう」だったかもしれない。
だけど、謝らせてほしい。
こんなわたしでごめんなさい。
こんなわたしで申し訳ないけれど、「ごめんなさい」に何も言葉を返してくれないのは、もっと苦しい。
見捨てられたように感じる。
いや、見捨てられたのかもしれない。
だからあなたはなんにも言わないんだね。
謝ったから許してくれるなんて、思っていて謝っているから、不安になるんだろうな。
許せなかったら許せないと言ってくれてもいい。
そしたら許してくれるまで謝り続けるから。
だけどなにも返してくれないのは、どうしていいか分からないし、どう思われたかも分からない。
わたしは一体どうしたらいいんだろう。
あなたに許してほしくて、あなたにしか許してもらえないから、こんなに謝っているのに。
お願い、見捨てないで。離さないで。離れていかないで。
ひとりぼっちはいやだ。
お願い、許して。大丈夫って言って。謝らないでいいんだよって、言って欲しいんだ。
いつもみたいに。
お願い。
心が震える。
痛くて痛くてたまらない。
苦しい。
息もできない。したくない。
視界がぼやける。
頬を涙が濡らしてく。
苦しい。苦しい。
どうしていいか分からない。
こんなわたし、死んでしまえ。
今すぐ消えろ。消えてなくなれ。
もう存在したくない。今すぐ消して。お願いお願い。
身動きが取れないんだ。
生きたくないんだ。
あなたに「ごめんなさい」と言ったあと、何も返してくれないと、わたしはいつもそんな気持ちになるんだ。