ジャグリング体験教室→1ボールサイモンセッズをめっちゃ研究した話。
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> 3行要約 <
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小学生相手の体験教室をめっちゃ研究した
今回はバウンスボール編だけど、応用できるはずだからみんな読んで
1ボールサイモンセッズはいいぞ
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> 本文 <
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きぞはるです。きぞは工房の代表です。
小学校でジャグリング体験教室を行ってきました。
ジャグリングが広まればうれしいと思い、このような活動を積極的に行っております。
少しでも完成度の高いものを目指すために、多くの方から助言を頂いきプログラムを作成しました。
今後もブラッシュアップをしていきたいので、反省も含めて今後のために記します。
体験教室の目的
ジャグリングの楽しさに触れて頂く。
ジャグリングが”できた”という気持ちを味わって頂く。(成功体験)
将来的には、在住している兵庫県尼崎市にジャグリングが根付いてほしい。
体験教室で行った内容
3バウンスボールジャグリング(3リフトバウンスor3フォースバウンス)
1ボールサイモンセッズ("船長さんの命令"です)
"船長さんの命令です"は、サイモンセッズと全く同じルール。
(例)「船長さんの命令です」、○○をしてください。
日本の子供たちにはサイモンセッズより"船長さんの命令です"のほうがなじみがあるらしく、こちらを採用。
プログラム概要(40分程度)
挨拶、ジャグリングの概要説明:5分
1ボール説明、練習(リフト及びフォース):5分
1ボール"船長さんの命令です":10分
2ボール説明、練習。3ボールの説明、練習:15分
2ボールが安定している子が増えてきたら、
3ボールに挑戦したい人を集めて解説。
今回の前提条件
体験教室講師は二人で対応。
私が全体の進行、メイン講師
もう一人が補助講師及び、"船長さんの命令です"MC
小学生が対象
高学年はほぼいなかったと思われる。
体育館が使える。
バウンスボールを安全に使える床がある。
バウンスボールはトスボールより習得難易度が低いと考察していた(後述)
60mmのスーパーボールが50個くらい手元にあった。
(希望者あれば貸出できます。)
参加者:40~45人(20~25人×2グループにて実施)
時間:35分
ただし、希望者はさらに1時間程度居残り練習可能
結果
35分で3バウンスフラッシュ到達者は2人
居残り練習の参加率は40~50%。
居残り練習含めた3バウンスフラッシュ成功者は3人。
うち一人は3バウンス10キャッチまで到達。
感想、考察
35分というのは時間が足りるか不安でした。実際に少々慌ただしかったです。
しかし興が乗らなかった参加者は35分で離脱。興味の強い子は残って練習を選択ができたので、練習時間の長さを参加者に委ねられるのは良いと感じました。3カスケードフラッシュは1時間で成功率1割あるかどうかと聞き及んでおり、30分前後で3バウンスフラッシュ成功者が出てくるのは結果として難易度が低くて良いと考えられる。
バウンスボールを体験教室で行う考察
トスジャグリングの基本技、3ボールカスケードはとても難しいといえます。
短期間でジャグリングの成功体験を経験して頂くというコンセプトで考えると、以下の道具が考えられると思います。
ディアボロ(最強)
皿回し(最強)
フラワースティック(大量に持っている人が存在しない)
バウンスボール(床を選ぶ。)
この中でバウンスボールを選択した理由。
僕のメイン道具がバウンスボール。
バウンスボール体験教室のノウハウがなかったので、構築・検証したかった。
トスとバウンスを比較して、バウンスが有利だと考察したポイント。
サイトスワップ"3"の動きがトスよりゆっくり。
トスは高く正確に投げないと、時間が稼げない。
キャッチ時にボールの速度が低い。
トスはキャッチ時にボールの速度が速い。
バウンスは2バウンドでも"失敗した気持ち"になりにくい。
のでトスより練習のモチベーションが低下しにくい。トスは落とすと明確に失敗した気持ちになる。しゃがんで拾うのも疲れる。
これらの考察について、体験教室を観察した結果凡そ正しいと推測しています。
"船長さんの命令です"について
ボールに慣れ親しむ、アイスブレイクを踏まえて、序盤に1ボールサイモンセッズを取り入れました。
結論としては、ジャグリング体験教室に、低難易度のサイモンセッズは非常に有効で、今後も取り入れていく所存です。
既定の問題までたどり着けばクリア。全員優勝の可能性も。
技の失敗はノーカウント(騙されたどうかだけをチェック)
失敗しても騙されてもそのまま参加してもらう。(ボールに慣れ親しんで頂くのが主目的)
最後の技が終わった時点で、失敗しなかった人を自己申告してもらい拍手で終える。
コンセプト的に、技や動きで失敗させようとしない。
わかりやすいひっかけだけいれる。しかし、積極的にふるい落とそうとしない。
動きを確実に伝えるために、私が前でサンプル例としてすべての技と動きを成功させる役を行いました。
私の動きにつられてしまう人も多く、ゲームとしての楽しさはアップ、指示が伝わらないつまらなさをダウンと、よい試みでした。
結果的に、世界最低難易度のジャグリングサイモンセッズが完成したと自負しており、それが大変良かったと思います。
序盤:ボールもジャグリングも特に関係ない
ボールを持った手を上にあげる。
逆の手を上にあげる。
両手を大きく振る、等。
中盤:ボールに慣れる
手の甲でボールを保持。
そのまま逆の手で膝を触る、等。
終盤:ジャグリングの動きに寄せていく。
1ボールリフトや1ボールカスケード等を。
注意した心がけ、気づき、感想
難しいことに挑戦しているという意識を徹底した。
1ボールの説明時など、いらないボールがあるとき。脇・股・首などで保持しておくとウケがよかった。
”お疲れ様です”という挨拶は、小学生にはピンとこない。
たぶん"ありがとうございました"とか?
なんというべきか教えてください。
以上
最後に今回ご協力を頂いた、サイモンセッズ委員会の皆様に感謝を述べさせて頂きます。