【ソシガヤ格闘記】変わりゆく街で、風景を残す意義を見つめ直しませんか？（参加者募集中！）
こんにちは、吉田凌太です。
いつからか、祖師谷の街を歩くと、
なんだか懐かしいのに新鮮な感じがするようになりました。
子どもの頃からこの街を知っているわけでもないし、
祖師谷住宅に住んでいたわけでもないのに、
まるで遠い記憶が呼び起こされるような、
不思議なまどろみを覚えるんです。
でもその祖師谷住宅が取り壊されると聞いたとき、
大切な宝物を失うような寂しさが胸に広がりました。
街は変化するものだとわかっていても、
そこで育まれてきたたくさんの物語が消えてしまうのが、
もったいなくて。
「この風景を何かに残して、未来につなげたい」
――それが私の正直な気持ちでした。
だからこそ、ウィキペディアタウン
そこで出会ったのが、ウィキペディアタウンです。
街を実際に歩いて調べたことを、
ウィキペディアに記事としてまとめる活動です。
現地の写真を撮ったり、地元の方に話を聞いたりして、
得た情報をそのまま世界に発信します。
街をちゃんと見つめることで、
これまで気づかなかった景色や物語に出会える。
大げさかもしれませんが、
それが街ともう一度つながり直すきっかけになるんです。
ウィキペディアタウン in 祖師ヶ谷大蔵
実は今回は2回目の開催になります。
前回は、この街を流れる仙川の水害の歴史をまとめました。
街の安全を考えた人たちの取り組みや、
昔の人がどんな苦労をしていたかを、
ウィキペディアの記事として残しました。
地味な作業に見えるかもしれませんが、
知らなかった街の一面が見えてきて、すごく面白かったです。
そして今回は、取り壊しが進む祖師谷住宅をはじめ、
祖師谷団地の歴史や、ここで暮らしてきた記録をもとに、
ウィキペディアにまとめます。
かつて存在した「祖師谷団地婦人の会」や、
子どもたちが安心して過ごせる街にするための取り組みなど、
知るほどに「そんなことがあったんだ！」と驚く話がたくさんあります。
「編集」なんて難しそうですが、
講師やサポートメンバーがしっかりフォローします。
初めての方も、パソコンやスマホを手に街を歩き、
ちょっとした発見をメモしたり写真を撮ったりするだけでも大歓迎です。
そうやって集めた情報を、みんなで記事にしていきましょう。
今と昔を行ったり来たりしながら、
昔こんな風景だったんだねとか、こんな暮らしがあったんだねとか。
そんな話を共有しながら、
未来に残せる記録をみんなで作っていけたらいいな、と思っています。
イベント概要
日時：2025年1月25日（土） 10:00～16:00
（原則、終日のご参加をお願いします）会場・集合場所：
祖師谷まちづくりセンター 2階 区民集会所
〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷4-1-23定員：先着20名
対象：中学生以上（初めての方も安心して参加できます）
参加費：無料
講師／ファシリテーター：あらい しょうへい氏（ウィキペディア日本語版管理者）
持ち物
筆記用具
当日作業用にWi-Fi対応のパソコン（ノートPCが難しい方はご相談ください）
カメラ（スマホでもOK）
参加資格
ウィキペディアタウンの趣旨に賛同し、記事作成にご協力いただける方。
※ イベントで撮影する写真・映像は学術目的で使用させていただく場合があります。ご了承ください。
最後に
街はあっという間に変わります。
昔の建物がなくなって、新しい施設が建って。
その流れを止めることはできないけれど、
そこで生まれた想いやストーリーまで消えてしまわないよう、
何か残せないか――と、私は思っています。
もしあなたが祖師谷に少しでも興味があったり、
かつて住んでいた思い出があったり、
あるいは取り壊される前の姿を見てみたいと思うなら、
ぜひこのイベントに来てみてください。
一緒に街を歩き、記録し、そして未来へつなげましょう。
あなたが見たことや感じたことが、
ウィキペディアの記事として、ずっと残るかもしれません。
この声がどこまで届くかわからないけれど、
もし一人でも興味を持ってもらえたら、それだけで嬉しいです。
どうぞ、お気軽にご参加ください！