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推しの子、またも否定的な意見が…
最近、完結した【推しの子】。
私はアニメより、アプリで時折読む程度だったのですが…まさかここまで人気が出るものだとは正直驚きました。
赤坂アカ先生の作品なら、かぐや様は告らせたいも人気ですよね。ヒット作を生み出す人って本当に限られているので、素直に尊敬しています。
ですが、最終回__というより作品が進むにつれて破綻したストーリーが読者の反感を買っていた印象は否めませんでした。
特に星野ルビー(瑠美衣)の、キャラとしての掘り下げが少ないまま、それでも前を向いていこう! というENDに
「いやいや、そうはならんやろ!」
という人も多かったのではないでしょうか?
これに関しては、私もそう思います。
ルビーにとっては、兄であるアクアもとい大好きな人である「先生」という存在が無くなっているんです。
アクルビといったカプの話ではなく、家族という存在を失っているのにも関わらず、彼女が何故前を向く事にしたのか…この部分は描かないといけない大事な部分だったんじゃないのか? と個人的には疑問に思っています。
ネットの意見を見ると、やはり賛否両論の嵐で自分だけでは無かった事に少しだけ安心しました。
推しの子自体は好きですが……やはり疑問に思っている人はいるものですね。
そこで、個人的に【推しの子】で「え?」と思った部分を3選に纏めてみました。
まず、1つ目。
「黒川あかね」のキャラクター性について
黒川あかね、個人としてはそこまで特別視したことはありません。
ですが、ネットの意見を見ると「キャラブレしてる」、「なんか便利に使われてない?」というのが多かったです。
うーん、でも確かに。
便利に使われているというのは、おそらくアクアの復讐の道具として最後まで利用されていたという部分だと思います。
これに関しては、仕方が無いのかなという部分が大きいです。
そもそも、黒川あかねは役者としてのスキルが磨かれているキャラです。分析力や表現力が高いのは、相手の理想になるという彼女の性格部分が大きいと思います。
彼女はアクアに助けられた恩として、彼の理想を聞き出して星野アイという存在を実際再現していますからね。
でも、そのスキルの高さがアクアに漬け込まれる原因だった。
もうこの時点で道具になるのは仕方無いのかなとは思ってました。アクアは目的のためであれば合理的な判断をする冷酷さを持ち合わせているので、黒川は絶好の獲物だったでしょう。
次にキャラブレ。
これは個人的にはそんなにしていないかなと思っています。もともと恋愛リアリティショーであかねのヤバさは際立ってましたし。
ああ、でも元彼気にしてませんよアピールがあるなら何でまだ手を貸す? とは思いました。
これに関しては、彼女も何処か吹っ切れていない部分があるという事で自分に言い聞かせてます。
2つ目。
有馬かなの恋愛脳描写の多さ。
先に書きます、有馬かな自体は可愛いですよ? 可愛いんだけども……そこで? みたいなところがあった。
特にスキャンダルのところ、え? と思っちゃったよ。
アクアに助けられて、ルビーは苦しんで、かなは何故か恋愛脳に。
先生、これはどういう意図のストーリーなんでしょうか?
別にスキャンダル自体は悪くないと思うんです、有馬かなの仕事に対する執着があるんだとは思うので…でも、だからって何で恋愛に絡めたんだ。
普通は申し訳ない気持ちにならないか?
有馬かなの性格を考えるとしょうがないないのだろうか……でも、有馬かなは自分で立ち直る強さがある女性で素敵だとは思います。
だけど、恋愛に何故行くんだ?!
最後、転生させた存在。
ツクヨミが、神の存在を仄めかすような発言あったじゃないですか。あれって結局、回収されませんでしたよね。
別に、これに関しては謎の方が面白いのでいいんですけど……ツクヨミあんた結局何がしたかった?
え、もしかして厨二病キャラで終わったんですかあの子?
こんな感じですね。
あと一番気になったのは、ルビーの疎外感でしょうか。一応、ダブル主人公みたいな立ち位置かと思っていたんですが……出番減って少し寂しく感じてました。
以上、3選でした。
最後、感想!
正直、作品のストーリーが破綻し始めてしまったのが読者としては悲しかったです。
素敵なキャラクター達が後半は舞台装置として化してしまったのも、何だが寂しかったです。
ですが、最後まで推しの子を完結させてくれたこと。これは本当に嬉しかったです!
途中で打ち切りになるよりは、マシですからね。
まだ、アニメは見れていないので1話見る事に感想書いてみようと思います。
では、さようなら!