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同僚「歌詞がいいって言う人ってさ、気持ち悪いと思わない?」私「...」

初めまして、気緩み物語と申します。

終業後、同じ部署の同僚とたまたま帰るタイミングが合ったので、話しながら帰路についていました。何気ない会話の中で、音楽の話題になり、同僚がふと問いかけてきました。

「歌詞がいいって言う人ってさ、気持ち悪いと思わない?」

私はそれを聞いた瞬間、「いや思わんな」と内心思いましたが、相手は先輩ですので、とりあえず話を合わせていた方が賢明です。少し間があった後に私は、

「…そうですね~、気持ち悪くて気持ち悪くて、震えちゃいますね~」

…はい。西野カナの大名曲「会いたくて会いたくて」の有名な歌詞を気持ち悪くアレンジしてしまいました。ファンの方々には申し訳ないことをしましたが、この曲は紛れもなく「歌詞がいい曲」だと私は思っています。先輩には同意をしつつ、歌詞をもじることによって暗に「歌詞がいい曲もあるやろ」という本心をほのめかそうとしました。先輩はこれに気付いたのか、歌詞についての話題はあまり続きませんでした。

しかし私も歌詞については思うところがあるので、ここで吐き出そうと思います。

まず、そう思うということは歌詞には良し悪しはないと考えているのでしょうか。であるならば作詞家は歌詞を評価されないということになり、秋元康はこんなにも有名にならなかったと思います。最近のヒットで言うと、歌詞に凄まじいパンチ力のあったAdoの「うっせぇわ」もあんなに話題にならなかったかもしれません(もう3年前か…)。そもそも作詞家という仕事自体成り立たないでしょう。このように、歌詞を評価する人は比較的多いと推測できますので、この人たちを「気持ち悪い」と言ってあからさまに敵に回してしまうのは私の防衛本能が黙っていません。

と言いつつ、正直私もどちらかというと先輩側の人間です。私は楽曲を評価するときは歌詞の良しあしに対する比重は全然低くて、正直無くてもいいくらい。最近私がYouTubeでグットボタンを押した3曲を下に貼ってみましたが、内2曲歌詞なしの曲、1曲は歌詞はありますがイカ語の曲でした。

今思うと、共通の敵を作るような言い方ではなく自分の趣味趣向を伝えるような言い方、例えば「俺、歌詞がいいとか悪いとかあんまり興味ないんだよね」と言ってもらえると、私も「本当っすか、俺もそうなんすよー」と素直に同意できたのかもしれません。この1件から、相手と自分との共通点を見つけようとするときは、自分の考え方を伝えると角が立たないことを学びました。これから気を付けたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。ではまた。


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