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新規キャラ、降臨っ(え?)
先日、pixivにUPした昔の原稿を見ながら、昔々は割とこういうの描いてたよなぁ、と思い返す。キャラを使った「いんなぁすぺぇす」モノ。内輪ネタではあるが、まぁ、一応は「作品」に仕上げて昇華させていた。
これが今だと全部「愚痴」だけに変換される。気軽に呟けたり発信できたりするアイテムがあるからで、昔はそういうところがあまりなかった。
ネットも携帯も想像の産物、いや、携帯電話ぐらいははともかく、ネットなんぞイメージもしなかった頃。
家の電話は家族共用で黒電話が玄関に置いてあった頃。
吐き出す先が遊びであれ、作品になっていた。
Twitterもブログもなにもなかったから、いらいら悶々する気持ちも、吐き出すのがクロッキーの落書きだったり、知り合いとの閉じられた電話だったり、その中でいちばん大っぴらなのが同人誌だったり。そして大っぴらと言っても、同人誌が行き渡って目にされるのはほんの僅かな人間であり、意図的に欲さない限りは見られるコトもほとんどない。
狭い世界だ。
だから出来ていたのかも知れない。だって見られて恥ずかしいとかそれほど思っていなかった。ましてやコピー誌程度だと、友人知己くらいにしか見られもしない。気楽さもあったかも知れない。
そしてあの頃って、もっと自分だったし、自分を自分で創ってもいた気がする。物書きの自分を。
今の方が、ネットの上とリアルで割り切ってる分、人格を別扱いにできそうなものだ。だけど、なぜだろう。ネットの上では誰も自分をリアルに知らないから、逆に創っていないような気がしてきた。
混乱中。
相変わらずまとまりがない。
昔はネットも何もなく、イベントなどか文通や自家通販が中心で、リアルでの交流が多かった。本人同士である。住所氏名晒しての通販だった。なので逆に、書き手としての自分を余所に置いて創ってきたように思う。
今は最初から匿名である。ネットの上だけで済む。だから愚痴やらいらいら悶々やらばかり出しやすいのかも知れない。もちろん犯罪や悪意は別の話として、だ。小市民がぽちぽちと使うレベルの話。そうしたら逆に、創っていいはずのネット人格がリアルの根暗に引っ張られた。
ん? やだなぁ、暗くないネット人格創ってそこに逃げられるようにすればいいんだ。
昔はそれをキャラにやらせてただけじゃん?
ちょっと自分のキャラ設定を間違えていた、そういうコトにしよう。
愚痴しか出て来ない自分がいやだ。愚痴なら愚痴で、それをエンターテインメント化できない脳味噌の貧困化がいやだ。生活が貧困化してるからって煩悩まで貧困化してどうするよ。
ああでも、ああいうノリで描いてた頃って、バブルだったわ……じゃなくて、もちっと、意識変えてみよう。
よぉし、モノ書きっぽいキャラ、降臨っ(ぱらりら~)