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2023/5/11~5/17 ほぼゼロから始める北海道大遠征! MO青森・北海道 2日目
前回の旅の続きです
まだまだ北海道旅は始まったばかり!
5/12 2日目
色々と濃かった1日目ですが、北海道旅はここからが本番!
2日目はいきなり北海道最大最強の難関廃路線
日高本線跡を攻略します!
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札幌駅からスタート
特急北斗で苫小牧駅へと向かい、日高本線へ乗り換え
現在の日高本線の終点、鵡川駅へ向かいます
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2015年に発生した高波災害の影響を大きく受け、2021年に全線の8割に当たる、116kmもの区間が全てバス転換され、廃線となりました
現在は苫小牧~鵡川の30.5kmを残すのみとなっていて、鵡川駅から先の廃駅エリアへのアクセス難易度が非常に高い事で有名
往復するだけで1日が終わる(そもそも1日で往復する事すらかなり難しい)、駅メモ的攻略最難関候補に挙がる路線となっています
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北海道の電車移動の8割は特急のお世話になっています
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苫小牧駅は学生で賑わっていましたが、鵡川方面の列車はガラガラでした
およそ1時間半かけ、現在の日高本線の終点
鵡川駅に到着!
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とても静かで、のどかな駅でした
次に電車に乗車するのは10時間後です(笑)
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素敵なラッピングの車両でした
鵡川駅からいよいよ、バスを乗り継ぎ乗り継ぎ様似駅跡を目指す旅が始まります!
…と、その前に
バスの待ち時間が1時間半ほどあったので、その間鵡川駅周辺を散策していた所、道の駅を発見!
まだ朝早くでしたが営業もしていたので、立ち寄らせて頂きました
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鵡川駅から歩いて10分程の所にあります
なんと朝風呂もやっているようです!
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両方頂きましたが、個人的には北海道産の方が好みかも
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ししゃもねこ!
徳島県のご当地キャラクターであり、香川県でもレオマワールドや高松空港などで見かけるキャラクター
香川県から遠く離れた地、北海道の鵡川で出会えた喜びから思わず購入し、旅のお供を務めてもらいました
むかわ町は「ししゃもの町」として知られており、ししゃも繋がりで置いてくださっているようです
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むかわ町から大変良い状態の恐竜の化石が発掘され、後に新種である事が判明
日本で発見された数少ない新種、なおかつ良い状態で発見された話題性もあり、その化石は「むかわ竜」の相性で親しまれました
後に命名された新種の恐竜の名前は「カムイサウルス」
カッコイイ……!!
全国各地を巡るたび、折に触れて道の駅に立ち寄る機会があったのですが
道の駅もその土地土地で特色があって、とても興味深いです( *´꒳`*)
全国制覇した暁には、道の駅巡りなんてのもいいなぁ…と、この時思いました
この時の思いが数年後の大冒険に繋がるのですが…それはまた別の機会に…
バス旅の前に道の駅を堪能し、いよいよバスで様似駅へ向かう旅がスタートします!
まずは途中の静内駅跡までバスで向かいます
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九州攻略の際にバス酔いしてしまった経験を糧に、万全の準備で臨みます
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所要時間は1時間半ほどですが、まだ中間地点より手前です
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廃線跡はそのまま残されていました
なんとも言えない、寂しい気持ちにさせられます
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びっくりして電車内で思わず声をあげてしまいました
北海道の広大な土地だからこそできる、見渡す限りに広がる牧場!
予想だにしていなかった車窓に感動しました
素敵な車窓に感動しつつ、1時間半ほどバスに揺られ
第1の乗り換え地点、静内駅跡に到着!
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見ての通り、とても「駅跡」とは思えないほどの綺麗さです
構内は開放されており、構内には土産屋や食事処があります
構内はバスを待つ方や地元の方で賑わっていました
静内エリア(新ひだか町)は漁業や酪農・競走馬生産など様々な基幹産業が充実しており、電車は廃線となってしまいましたが、まだまだ元気いっぱいな町です!
静内駅跡でお蕎麦を頂いたりお土産を買ったりしながら30分ほど乗り換え待ちをし、再び道南バスでバス旅再開
静内駅跡から引き続き廃路線跡に沿って進みます
第2の乗り換え地点、浦河町役場停留所まで乗車し、JR北海道バスへと乗り換えます
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静内から様似へは途中道南バス→JR北海道バスへの乗り換えが必要です
両社が乗り入れる停留所はいくつかありますが、スムーズに乗り換えできる停留所は割と限られています
終点(浦河老人ホーム前)にも両社が乗り入れますが乗り換えが想定されておらず、終点まで乗車すると上手く乗り換えられないという罠があります!要注意ポイントです
現在(2024/1)のダイヤでスムーズに乗り換えられる停留所としては、浦河町役場の他に、浦河高校前や堺町停留所等があげられます
挑戦の際は両社のダイヤと睨めっこして、確実に乗り換え可能な停留所で乗り換えましょう
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非日常的な光景にテンション上がりっぱなしでした
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この停留所もそうですが、ほとんどの停留所に扉付きのちゃんとした待合室が設置されていたのが印象的でした
理由は言わずもがな、北海道ならではですね
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とても立派な役場でした!
さらに十数分乗り換え待ちをし、JR北海道バスへと乗り換え
いよいよ今回の目的地、様似へと向かいます!
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こうして、累計乗車時間が4時間弱にも及ぶ長いバス旅を経て
日高本線の元終点駅、様似駅跡へと無事到着しました!ヽ(´∀`)ノ
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駅舎はそのまま残されており、中に入ることもできます
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とてもよくできています
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沿線の人に惜しまれつつの引退であった事がよく分かります
現役の時に乗車してみたかった…!
こうして無事、本日の主目的であった日高本線跡の全駅攻略が完了!
当初はここから単純に折り返す事を考えていたのですが…
Xのフォロワーさんから「さらに先へと進むと帯広方面へのバスへと乗り換えることができ、道中えりも岬をバスから堪能できますよ!」とのお話を伺い、それは是非とも行かねば!となり
様似からさらに東へ!
様似駅跡からさらに1時間半をかけ、JR北海道バスで広尾停留所へと向かいます
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浦河町から広尾町を海岸線沿いに結ぶこの道路(国道336号線)は、別名を「黄金道路」と言い、えりも岬等素敵な景色を臨む事ができます
海岸線沿いを走るため雨天時は通行止めとなる事が多く、来訪できるかは運も絡みます
今回は幸い雨が降っていなかったので、こちらのルートで戻ることに
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時間が許したなら降り立ってみたかったです!
北海道での心残りの1つなので、また来たいところ
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その昔、開拓のため森林が伐採され、一時は砂漠のような見た目になっていたえりも岬周辺
昭和28年~45年にかけて植林が行われ、その甲斐あって今は草原となっています
将来的には森林に戻る事でしょう
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この地域の流通の拠点となっている他、釣りスポットとしても有名です
気づけば空はすっかり晴れてきました
こうして太平洋やえりも岬を堪能し、終点の広尾停留所に到着!
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朝からバスに乗車し続け、気づけば夕方です
長かったバス旅もいよいよラスト!
広尾停留所から、十勝バスで帯広駅前へと向かいます
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長ーいバス旅というのも、風情があっていいですね
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味のある乗車券です
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始発から終点までの停留所数は最大で154にもなり、これは日本一に迫る数です
ちなみに1路線の停留所数の日本一も北海道にあり、豊富町と留萌市を結ぶ路線が停留所数169を誇ります
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交差する道路1本ごとに停留所がある区間も多く、停留所の間隔が短すぎないか?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが…
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この地域は田畑が多く、道路が田畑に合わせて直角に交差している場所がとても多いです
それに加えてこのスケール感…道路の線名がそのまま停留所名になるのも納得ですね
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これはかつて帯広~広尾を結んでいた広尾線(駅メモ未登録)の途中の駅名から来ています
幸福という駅名は、地名の「幸震(さつない)」に、福井県からの移住者が多かったことから「福」を合わせた結果、生まれたという説が有力です
駅跡は今も綺麗な状態で保存され、車両の展示も行われています
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内陸に入ってもその圧倒的スケール感は変わらず!
「雄大」の言葉が何より似合います
2時間ほどバスに揺られ、最後の方は帰宅ラッシュに巻き込まれて少し遅れつつも
帯広駅前に到着し、合計9時間にも及ぶバス旅が無事終了!
取り逃しもなく、難関の日高本線跡の攻略を完了しました✨️
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長いことバスに揺られましたが退屈な時間は全くなく、常に新鮮な景色でとても楽しいバス旅となりました
本日は宿を苫小牧で取っていたので、ここから久々の電車移動で苫小牧へと向かいます
特急とかちで南千歳駅へ向かい、千歳線の普通列車に乗り換え
苫小牧駅へと戻り、2日目は終了です
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所要時間は3時間ほど、やはり特急は偉大です
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帰宅時間帯で混雑していたため、ここで初めて北海道フリーきっぷの指定席回数を使用
7日間で累計6回まで指定席が利用可能です
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せめて帯広の美味しいものを!と、「ぶたはげ」さんの豚丼をテイクアウトし、車内で頂きました
お味は言わずもがな、最高でした👍
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北海道限定販売のお茶「うらら」が自販機で売っていて、思わず購入
うららちゃんと並べてみました(笑)
午後10時半頃に苫小牧駅に到着し、2日目も無事予定通り終了!
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濃い1日でしたが、旅はまだまだ序盤です
この時点での取得駅数は9067駅!
ついにレジェンドが目前に近づいてきました
順当に行けば明日レジェンドステーションマスター就任と相成りそうですが、果たして…?
北海道旅はまだまだ続きます( *¯ ꒳¯*)
つづく