だんだん好きなものを選べるようになってきた話
私は小学生の頃、たまに母とスーパーに買い物に行った際、母に「お菓子とか食べたいものある?」と聞かれて、1番食べたいものではなく、最後まで食べられそうなものの中で値段を見て少しでも安いものを探して選ぶ癖がありました
もしくは、本当は食べてみたいお菓子があるのに「特に欲しいものはない」と言っていました
選びたいお菓子があるにも関わらず、欲しくても少しでも値段が安いお菓子を選ばなくてはいけない、という思い込みを持っていたんです
父がいなかったため、母ひとりでの経済状況が読めず、子ども心に将来への不安を感じていたのかもしれません
でも、その後も「好きなものを選ばない」「なんか選べない」という癖は、人生のいろんな場面で自分を縛ってきたような気がします
(それは、スーパーでのもの選びだけが原因とは思っていませんが)
本当は好きでないものでも「まぁ、こんなもんか」と自身を頭で納得させて、選びやすいものを選ぶことでやり過ごしてきましたが、その結果、心身のバランスを崩してしまい、自分と向き合わざるを得なくなりました
自分の癖に気付いた今では、これはあまりに高額だと感じるものは、本心からでもストップがかかるので選びませんが、年齢を重ねるにつれて、完全では無いけれどできるだけ自分の希望に沿うようなもの選びがだんだんできるようになってきたんじゃないかなぁ、と思っています
そんな選び方をしていたら、自然と不要なものを買う頻度も減っている気がします
そして、それが楽しい経験や、嬉しい味わい、ものを大切にする心に繋がり、自分を大切にすることに繋がっていくのかなぁと思っています
ここまでお読みくださりありがとうございました
今日も寒くなりそうなので、温かい飲み物などを取りつつ、暖かくしてお過ごしくださいね