【競馬コラム】競馬を”投資”と捉える馬券理論【馬券で稼ぐには】
みなさまにとって、”競馬”とはどんなものですか?
先週のオークスではデアリングタクトが63年ぶりに無敗での牝馬クラシック2冠を達成しました。
最後の直線での末脚はシビれるものがありましたね!!半馬身きっちり差し切った姿は圧巻でした。
競馬には色々なドラマがあり、馬券が当たった外れたを抜きにしても、様々な楽しみ方ができます。ひょんなことからずっと追いかけている馬。名前だけで馬券を買ってみようと思った馬。鞍上の騎手が好きだから応援しようと思う馬...
そのように、楽しみ方は人それぞれですが、ほとんどの方はこう思っているのではないでしょうか
「競馬で勝ちたい!馬券を的中させてお金を稼ぎたい!」
と。
でも、多くの人は長期的な眼で見ると負け越しているはずです。
全勝馬投票券の額に対し、的中払い戻し額は7割しかないのだから当然でしょう。単純な確率論で言うのならば、回収率は70%に収束するのが当たり前なのです。
しかし、世の中には自分をはじめ、回収率を常に100%以上に維持している人が稀にいます。
そういう人に共通して言えることは
「勝てる馬券理論を確立している」
ということです。
もちろん、偽物もたくさんいます。以前、自分はネット競馬のプロ予想家なる人の馬券予想に丸のりして痛い目をみたり、友達の推奨馬にぶっこんで大負けをしたりすることがありました。
正直、誰の言うことを聞いたらいいのかわからなくなりますよね?
そういうときは、”その馬券理論が本当に理にかなっているのか” ”希望的観測は入っていないか” ”自分がその理論に心から納得しているか”
そういったことを自分でしっかり判断していく必要があります。
でも、競馬で負けが重なると熱くなってしまい、頭ではわかっているのに、希望や憶測だけで賭けてしまうんですよね笑
かつての自分もそうだったのでとてもわかります笑
なのでもし負けが込んで冷静さを失いそうになった時には、ぜひこのコラムを見に来てください。少しでも冷静さを取り戻していただけたら幸いです。
さて、前置きが長くなりましたが、早速勝てる馬券を買えるようになる方法を順を追って説明していきたいと思います。かなりゴリゴリの理屈になってしまい、文字数もすごいことになると思いますが、一度は読み通してください。これで理論に納得いただければ、あとは自分のアカウントをフォローだけして、馬券予想を見てもらえばいいと思います。
次のような形で話を進めていきます。先週予想の的中したレースを参考にしながら、わかりやすく説明しようと思いますのでよろしくお願いします。
目次
⒈馬券の買い方〜己を貫け〜
買い方をひとつに統一しない限り、回収率100%以上は夢のまた夢!
⒉勝負レースの選定方法
勝てるレースを選び抜け!これが最も重要!
⒊馬券を買う馬の選出方法〜走破タイム理論〜
馬券になる馬を決めるのは血統や枠順ではない!展開と脚質だ!
⒈馬券の買い方〜己を貫け〜
「よし、このレースは③番の馬が強いからこれを軸にして、三連複の流し馬券で買おう!」
「このレースは3頭気になる馬がいるなあ、よし!馬連ボックスにしよう!」
このようにレース毎に賭け方を変えている方の中に回収率100%を超えている方はいないと思います。何故なら、賭け方が変わると言うことは、自分の競馬予想理論が確立されていない何よりの証拠だからです。
もちろんレースによって最適な馬券の買い方は変わるかもしれません。しかし、それはそもそもレースの選定方法が悪いのです。自分の一貫した競馬予想理論が確立されていれば、自ずと勝負レースは絞られ、そのレースにおける賭け方も一貫するはずです。
結論から言います。自分の勝てる馬券の買い方は
複勝1点賭け
です。
「なんだ、複勝かよ!!」と思われた方
自分も逆の立場だったらそう思うに違いありません笑
しかし、考えてください。これほど単純明解な理屈はありません。1番当たる可能性の高い賭け方で賭ける。自分の選んだ馬が3着以内に入ってしまえば確実にプラスになる。トリガミも考えなくていい。
「そんなこと言われなくてもわかっとるわい!!」っとツッコンだそこのあなた。ではなぜ競馬で勝ちたいのに複勝で買わないのか?
正解は明確。
「複勝でも外れるから」
ですよね笑
自分の競馬予想理論は、この複勝でいかにハズさずに当てることができるかということを徹底的に追求したものになります。(ちなみに実際に推奨する馬の複勝倍率は2.0倍以上を想定しています。複勝1.1倍などの高リスク低リターンの馬券は買いません)
そのために様々な理論を試し、様々なデータを引用し、どのようにロジックを組んでいけば、選んだ馬が3着以内をハズさないのかを研究しました。
「競馬に絶対はない」とよく言いますが、努力と理屈の積み重ねによって、「勝率を限りなくあげることはできる」と思っております。
故に以下の文は複勝1点買いを前提にお読みいただけると幸いです。それではレース選定方法の解説に進んでいきましょう。
⒉勝負レースの選定方法
朝ふと目が覚めて時計を見ると、9時30分。よーし、今日も1Rからバリバリ競馬するかー!! という方、結構いるのではないでしょうか?
娯楽として競馬を楽しむのなら、全レース観戦して、友達や知り合いとあーだこーだ言いながら1日中競馬に明け暮れることは最高の幸せです。
ここにビールでもあったらもう何も言うことはないでしょう!笑
しかし全てのレースに同じように賭けていたのでは、前にも述べた通り回収率は70%に収束していき、トータルの収支は負けとなる可能性が非常に高いのです。ここでは勝負レースの選定方法を、根拠と共に説明していきます。
ポイント① ダート戦は買わない
いきなりバッサリと切りましたが、これがとても重要です。後に詳しく触れていきますが、買う馬の脚質は逃げ、先差し馬を主に選びます。(だいたい4コーナー時点で中団より前にいる馬を想定)なぜなら基本的に逃げ、先差しの馬が馬券になることが多いからです。
しかし、もちろん「競馬に絶対はない」ですし、その中でも怖いのは、自分の選んだ馬が出遅れることです。
そのとき、ダートの場合は取り返しのつかない状態になることが多いのです。こちらの京都1800mのデータをご覧ください。
ダートの方が逃げ、先行の回収率がいいのですが、そのぶん差しや追込の回収率は悪くなります。ダートの差し追込の回収率は21.8%。芝の差し追込の回収率は35.9%。前にも言いましたが、自分の競馬予想理論の一番根幹は、複勝を外さないことになります。
仮に自分の狙っていた馬が出遅れてしまったとしても、自分の想定していたレース展開、ポジションとは違っても3着以内には入ってこれる。
そのことを突き詰めていったとき、ダート戦を勝負レースとするのは、芝のレースと比べてリスクが高すぎると判断しました。
ポイント② 距離は1400m〜1800mを買う。
⒊馬券を買う馬の選出方法で述べる予定なのですが、自分が馬を選ぶ一番の理論は走破タイム理論になります。あとで詳しく説明しますが、簡単にいってしまうと、レースの決着タイムを予想し、そこから逆算して馬券になる馬を選ぶと言うものです。その際コーナーの数が増える2000m以上の距離だと、騎手の思惑や馬の折り合いなどもあり、レース決着タイムの予想が極めて難しくなります。
また、1200m戦を外してあるのは、ダート戦と同じく、出遅れが致命的となる可能性が高いからです。
1200mは距離が短いため、レースのどこかでミスがあった際に、取り返すタイミングがほとんどありません。リスクを回避するためにも、距離は1400mから1800mに限定するのが最も回収率を高くするポイントです。
結論としましては、芝の1400m〜1800mが勝負レースの選定条件になります。
⒊馬券を買う馬の選出方法〜走破タイム理論〜
ここまでで既に3000字を超えていますが、お読みいただきありがとうございます笑
そしてこの馬の選出方法が一番重要になりますので、あと少し頑張ってください。
ここまでの複勝1点買い、勝負レース選定はどちらかと言えば消去法に近いものがありました。ハズれる可能性の低い賭け方、ハズれる可能性の低いレース選び...
しかし、馬選びは予想理論をもとに稼げる馬を選び抜いていきます。
ポイント① 走破タイム理論
走破タイム理論とは、前の章でも少し触れましたが、レースの決着タイムを予想し、そこから馬券になる馬を選び抜いていくと言うことです。
「いや、どうやってレースの決着タイムを予想するんだよ!」と思われると思いますので、3つの要素に分けてレースの決着タイムの予想をしていきます。
A.逃げ馬の持ちタイム
どんなレースもペースを作るのは逃げ馬です。そしてその馬が自分のペースで逃げ切った場合、どれくらいのタイムでその距離を走るのかを見ます。ここで先週的中した東京10Rの芝1400mのレースを例に考えていきましょう。
ここで逃げ馬となるのは④アビーム、⑤キルロード、⑥ブレイブメジャーあたりだと見立てます。特に④のアビームは前走同舞台を1:20.2という優秀な時計で逃げ切っており、今回もこれに近い走破タイムになる可能性が予想されます。
B.馬場状態
しかし、走破時計は馬場状態によって大きく左右されます。良馬場であれば当然時計は早くなりますし、重馬場であれば大きく時計がかかるため、状況によってかなり時計が前後します。なので慣れないうちは良馬場のときだけ勝負するのがオススメです。
ちなみにこの日はかなりの高速馬場であったため、走破タイムももしかしたら1:20.0を切る可能性もあると考えていました。
C.馬の状態
馬のコンディションというのも走破時計を予想する上ではかなり重要です。京成杯を1:30.3で走破したトロワゼトワルは次走のターコイズステークスで1:35.1という時計で大敗しています。激走した疲れと休み明けも相まって、馬の状態が悪かったのです。馬の状態に関しては、調教タイムやパドック、馬体重の増減などで把握していかなければならず、一番不確定要素が大きいところになります。
慣れないうちは、休み明け2走目の状態上向きの馬や、鉄砲仕上げに定評のある厩舎などで馬を取捨選択していくのが無難でしょう。
さて、逃げ馬の持ちタイム、馬場状態、馬の状態から走破タイムが予想できましたら、その時計で走ることができる可能性のある馬を絞っていきます。
既出の東京10Rをまた例に挙げていくと、④アビームの逃げはかなり強く、時計もかなり早くなることが予想されましたので、その早い時計に対応できる馬をピックアップしていきます。
この時、ピックアップできる馬が4頭以上いる場合は、勝負にいくのは避けた方がいいでしょう。
4頭以上いるということは、そのうち1頭は来ない可能性があるということです。
このレースの場合、④アビームと⑧カルリーノがピックアップできました。両馬ともに前走の同舞台を優秀な時計で快勝し、調教からも状態が上向いている様子が伺えました。
1番人気の⑥ブレイブメジャーは前走⑧カルリーノに勝利しているのですが、勝ち時計が平凡で、今回のペースに対応できるかがわかりません。また休み明けのプラス体重で調教も目立ったところがないことから、今回は見送りと判断しました。
さて最後に④アビームと⑧カルリーノのどちらを選ぶかというところですが、ここではどちらがリスクが低いかというところに着目しました。
今回のレースでは逃げ馬候補が3頭いることで、前半のラップも早くなる恐れがありました。実際には前半3ハロン34.6というそれほど早くないペースだったので④アビームが勝つのですが、極端な前傾ラップになることが怖かたため、⑧カルリーノで勝負することに決めました。
このレースで想定外だったのは、⑧カルリーノの位置が思ったより後ろだったことです。
しかし、当初の予想通り、全体時計は早くまとまり、持ち時計を持たずに前で競馬した馬は崩れていき、優秀な持ち時計を持ちつつ前で競馬した④アビームと、少し位置が後ろだったもののやはり早い時計に対応できる⑧カルリーノが1、2着を占める形となりました。
自分の馬券も10万円が22万円になり、無事勝利を収めることができたのです。
ちなみに先週で勝負した馬券はこの1レースのみになります。それくらい、徹底的に勝負レースを絞っていくと、賭けられるレースが少ないのです。
さて、すでに5000字を超えましたので総括に入っていきます。
正直、かなりの文章量になりましたし、言葉足らずで説明が難しかったところがあるかもしれません。しかし、とにかく自分はこの競馬予想理論を実践するようになってからは負けなくなりました。
ひとつ言えることは
競馬で勝つには、かなりの時間をかけてレースを選び、徹底的に分析する必要がある
ということです。
そのような時間がある人は自分のように理論を完成させ、自身の力で的中馬券を模索していって大丈夫でしょう。
しかし、そのような時間がない方は、ぜひ自分の馬券予想に乗ってみてください。複勝というオッズの低い買い方ではありますが、高確率で勝利することを断言しておきます!