性格免許証が流行るワケ
えーだいぶ間が空いてしまいました。
意思が弱い。
言い訳をすると遊びすぎと、第二弾の文章がなかなかしっくり来ずボツになったという背景があります。
「遊ぶ」といっても自分は酒を飲むことにしか能がないですが...
本題にうつりましょう。
Twitterで性格・恋愛免許証が流行りましたね。
なぜ流行ったのか。
まず、基本的に人って性格診断の類が好きだなと思います。
「エムグラム」(あの3×3のマスに自分を表す言葉が入ってるやつ)も流行りました。また、就活チックなところだと、電通が「じぶんすきゃんBETA」という自己分析サービス(質問に答えるとあなたはこの電通社員に似ているといった結果が出る)をひっそり発表していたりします。
一般に性格診断サービスが流行る、人が性格診断サービスを好むのは、人の二つの欲が満たされるからと考えます。
(診断結果をシェアできるものだと想定しています)
①自分のことをそれっぽく規定して欲しいという欲
②恥ずかしいけど自分のことを周囲に理解して欲しいという欲
一つ目に関して、
これは男性より女性の方が強い欲かもしれません。
具体的に説明すると、微妙な結果だとしてもなんとなく自分のことを定めて欲しい、わかりやすい言葉で自分を型取って欲しいということです。
占い、おみくじ、血液型診断、星座占いの類はこの欲を満たすわかりやすい例と言えるでしょう。
現在の自分を規定するという意味では血液型診断が近いです。
占い、おみくじ、星座占いは未来の自分を規定するものなので。
こういったものが女性に人気があるのって、結果が間違いなく正しいからっていう理由ではないと思います。
ビミョーな診断結果がでるのが常です。
そしてそれが受け入れられています。それでいいんです。
自分のことがよくわからない、自分の未来なんてもっとわからないといった不安を少し解消してくれるという安心感が背景にあるのかなと思います。
ちなみに自分の性格免許証です。
なかなか人に面と向かって『狭量』と言われることはないので新鮮です。
二つ目に関して、
この欲により診断結果がシェアされ、サービスの認知度が広まります。
「恥ずかしいけど」というところがミソです。
自己顕示欲が強いと引かれます。よって、なんとか自然な形でこの欲が満たされる必要があります。
そして、流行る性格診断サービスは"自然な形で周囲に自分のことを知ってもらえる"ような工夫が成されています。
性格免許証の工夫は毒舌です。
『狭量』のように毒舌なところがあるおかけで、それをツッコむ形で性格免許証をシェアし、自慢したい部分を自慢することができます。
このことに関してはタイガモンスターがわかりやすく説明しているので是非ご覧ください。
【恋愛免許証みんな取りすぎww】
— タイガモンスター (@taigamonster) March 19, 2019
即免停なってくださいwwwww#恋愛免許証#完璧すぎて近寄りがたい#うるせえ#ブスだから近寄んねえんだ#タイガモンスター pic.twitter.com/DtifJqhhRu
話は変わりますが、この人普通に面白いです。
性格免許証のビジュアル的な面もシェアしやすさの原因になっているでしょう。エムグラムに関してはビジュアル的な面が大きそうですね、エムグラムも少し毒舌なところはありますが。
昔mixiで流行ったバトン(鬼懐かしい)も、バトンを回すからという免罪符によって自分のことを周りに発信できた訳です。これも工夫です。
以上、性格・恋愛免許証、ひいては性格診断サービスが流行る理由を分析してみました。人間の痛いところを突いてきます。