走って学校へいく

7歳児と一緒に登校することは、かなり減った。

それでも、やたらに荷物が多い日などに
「お父さん、学校までいっしょに行こうか?」
と聞くと
「うん」
と答えてくる。

にもかかわらず、エレベーターを降り
少し歩いて友人の姿をみつけると、
僕から荷物をむしり取って
友人のほうへ向かって走っていく。

大好きな図工のある日は
本当に楽しそうである。
特にそんな日は走って学校へ行こうとする。

子供が走って学校へいく姿が
これほど幸せな気分にさせてくれるとは、
まるで知らなかった。

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