Earth Curry Book 成長編9: 大学入試(1)
※ Spice Cafe Bijaのブログ (2013.2.25)より ~現在ブログは見られない状態です。~
高校の時に将来の進路を考えて、自分が行きたいなと思った大学、学部は、一橋大学の経済学部だった。
父の背中を見て育って、「いずれは、起業して自分で仕事を作ってみたい。」と思ってた。
「だったら、日本で一番経済に強い大学に行こう!」
「自由な校風で、経済界で活躍する人材をいっぱい育ててる。アウトロー的なかんじもいいな。」
「一橋には、経済学と商学部があるけど、しっかり経済学の基礎を身につけた方がいいんじゃないか。」
当時、一橋大学のキャンパスがあった東京の小平市には親戚が住んでいて、子供のころから遊びに行かせてもらっていて、玉川上水があったりする武蔵野の雰囲気もいいな、と思ってた。
今、思うと、ここで「世界で一番」って観点で選ばないで、「日本一」だったのが、自分の視野の狭さだよなー、って思います(笑)。
しかも、高校を卒業したら、そのまま大学に行こうと思っていたのも、今思うとどうかなと思う。一度社会に出てから大学に行くことや、そもそも大学に行かないことも含めてちゃんと考えてなかったなー(笑)
てなわけで、一橋大学に行くことを決めたのはいいけれど、そこはバスケ馬鹿の高校生。
とても、そんな成績じゃなかった(笑)!
目指すのを決めるのはみんなの自由なんだけどね!全く学力が伴ってなかった(笑)!
夏のインターハイ予選までしっかりバスケして、そこから力を入れて勉強したけど、残念ながらというか、順当に不合格(笑)。
初めての大学受験が終わった春には、東京の予備校の一橋大学コースで受験勉強スタートなのでした。
(ちなみに、この時のクラスメートに、後々自分がカレーで関わることになる運命の人?がいたんだけど、このときは全く友達にならなかった。というか、その人がいたことも知らなかった。)
さて順調に勉強を進めて、いよいよ勝負の2年目の受験の冬。
勉強の合間に走ったりもして、バスケで鍛えた体力も残っていたはずなのに、が、しかーし、最後の追い込みのこの時期に、なんと思いっきり体調を崩してしまいました!
もう、机に向かっても1時間で集中力も切れるし、だるい。
で、すぐにベットに横になっちゃう。
これが、受験シーズンまで続いて、予定していた直前の大切な勉強がうまく進まないし、体調は悪いし、気持ちは焦るしで、結果、またもや一橋大学は不合格(泣)
一橋と同時にいいなと思っていた慶応大学の経済学部と総合政策学部も受験したけれど、こちらは補欠合格で、結局、補欠のままで合格にはならなかった。
受験前に、自分の学力からして、一橋や慶応は最後の追い込みの勉強でなんとか合格できるかどうかだけど、それ以外のだいたいの大学だったら受かるな、と思ってました。
で、「多分、一橋や慶応以外に受かったら、そこに行くことを選んじゃうだろうな」とも思っていたので、あえて退路を断つことにして、1校だけ滑り止めで、一橋の尊敬する教授が一橋を退任されて学長をしていた大学も受験した。
受験の合否結果が出揃った後、その滑り止めで受けた大学に、入学金の仮払いを両親に頼んでしてもらいました。
そして、その日の夕方までに、入学辞退をすれば入学金が返ってくるという3月のある日。
その日になっても自分は迷ってた。
「この大学にいくのか、2浪して、夢の一橋大学に再挑戦するのか。」
一橋大学のキャンパスに行って、うろうろ。
その大学のキャンパスに行って、うろうろ。
「2浪なんて。。。。。」
「一橋の夢をあきらめるのか。。。。。」
人生初めての挫折らしい挫折。。。。。
迷いに迷って、合格した大学の入学辞退の手続きをする教務課近くの公衆電話から、実家に電話したのは、手続き締め切りの本当にぎりぎり直前。
「お父さん、お母さん、申し訳ありませんが、もう一度、一橋大学受験に挑戦させてください。」
そう伝えて、その足ですぐ教務課に急ぎ、入学辞退の手続きをした。
(「大学入試(2)」に続く)
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店主清川が、Bija開店まで、開店してからの奮闘記、オーガニックのこと、Bijaのカレーに盛り込まれた想いのことなどなど書いています。
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