ゴールデンレバーに関する独り言
はじめに
最初に言っておきます。
これから書く事は私個人の意見ですし、
ネガティブ要素も一部出てきますが、そこだけを受け取ったり広めないようにお願い致します。
結論を先に言っておくと、
ゴールデンレバー自体も、
ゴールデンレバーの開発陣も、
"進化し続けているしとても良いモノ"である事はゆるぎない事実だと思っています。
■以前は人に勧められなかった
さて、私はゴールデンレバーを3~4年程前から愛用しているのですが、
周囲には使っている人がほとんどいませんし、人に勧めた事もありませんでした。
理由としては、
単純に高額である事、
一般的なレバーからの移行には違和感がある事、
セッティングの組み合わせが膨大で、自分に合ったもの、自分の追い求めるものに近付けるには時間がかかる事、
スト5がレバーレスととても相性が良い事、
等が挙げられます。
■環境の変化(進化)
ところが最近、ゴールデンレバーについて知りたい、購入も検討しているという方に説明する為に色々調べてみると、
(あれ、これ人に勧めやすい環境になっている)
と感じました。
その理由として最たるものが、ゴールデンレバーの購入ページなのですが、まず見てください。
いくつかのセットアップで販売されるようになっており、
中でもジャパニーズセットアップの内容に感心しました。
何に感心したかと言うと細かい話になるのですが、
昔のゴールデンレバーは、元々鉄拳向けとなっているのもあり、初期セットがストリートファイター勢には違和感バリバリで受け入れられにくい感触でした。
ニュートラルに戻る力が強く、かつ跳ねないのでバットトップ(通称ナスレバー)前提の硬さ。
回転系入力、斜め入力のしにくさ等々。
勿論もともとカスタマイズパーツが沢山あるので、購入して換装して試してを繰り返した末に自分に合ったものを実現するのがゴールデンレバーではあるのですが、パーツの追加購入代も凄い事になります。
が!
このジャパニーズセットアップは内容がまさに日本人向けというかストリートファイター勢向けというか、三和製やHORI製のレバーからの移行も違和感がかなり軽減(とはいえ造りがそもそも違うので違和感あるにはあります)されており、昔は無かった新開発パーツが組み込まれていて、ゴールデンレバーを始めてみるにはとても良いセットアップ内容になっています。
細かい話は省きますが、
・入力が柔らかめ
・柔らかめなのでナスレバーではなく馴染みのあるボールレバーで十分
・斜め入力がしやすい四角ガイド
・回転系入力がなめらか且つ手入れ不要なブラックベアリング
・遊びが少なくなる太めのシャフト、
といった内容になっており、
もし追加パーツをお勧めするとすれば、
・より斜め入力がしやすくなるように、シリコンはデュアルテンションX
・若干入力感が硬くはなりますが、ニュートラルへの戻りがしっかりするブラックベース。
※可変と固定がありますが、スイッチの位置を任意に変更できる可変推奨
の2点くらいです。
勿論初期セットアップで納得いくようであればそのままでOKですし、逆にとことん試したいなら沢山パーツを買う事にはなります。
■まとめ
とにかく、昔はゴールデンレバーに手を出すなら最低〇万円とセッティング探しに時間かける覚悟が無いとやめた方がいいよ、と言ってきましたが、
レバーレスに移行するつもりはない、
レバーを追求したいという方で、
3万円まで出せるのであれば今はゴールデンレバーをお勧めできる状況になったなと感じて記事を書いた次第です。
こういう変化の背景には、
(こんなパーツがあったらいいなぁ)
を作ってくれる開発陣だったり、
複数のセットアップを販売し始めた事からも感じられる、皆のニーズをちゃんと把握してるんだなぁという信頼感も多分にあります。
値段が高いと感じられる人も多いかと思いますが、それ相応のモノです。