下北沢 in Kiyota
「下北沢」
富山以外で、一番長く住んだ街。
古着屋、飲み屋、劇場、ライブハウス、いろんなものがあり、いろんな人がいて、いつもにぎやかな街。
私にとって、好きなものがつまった街。
下北沢はそういった目に見えるものだけじゃなく、街や人が作り出す雰囲気も好きだった。
あらゆる人がそのままでいていい。というような、包み込むような、大らかな雰囲気があった。
ふと、演劇の街だからかなと思った。
そして高校時代のことを思い出した。
高校時代、私は演劇部に入っていた。
目立つのは好きじゃないけれど、みんなで作品を作ることが楽しかった。
演劇部には「変わった」人がたくさんいた。(関係者の方、ごめんなさい!)
いつも笑いが絶えなくて、みんな楽しんでいるのがよく分かった。
そこは「いろんな人がいていい場所」だった。
この旅館の求人を読んでいたとき、女将が話していた次の言葉が目に留まった。
「どんな人が一緒に働くことになるんだろう。私がリーダーで、さらに個性がある人が来たら、なんか変な劇団みたいになりそうですね(笑)」
あぁ、この旅館は下北沢のような場所なのかもと思った。
「いろんな人が、そのままいていい場所」
この場所で、スタッフだけじゃなく、お客様と一緒にそんな場所作りができたらうれしく思う。
喜代多劇団、ぜひご一緒に。
スタッフY
休んでかれ。