
Photo by
shinobuwada
終わらない唄を唄おう全てのクズどものために
終わらない歌を歌おう
クソッタレの世界のため
終わらない歌を歌おう
全てのクズどものために
THE BLUE HEARTS「終わらない歌」より抜粋
うん、ステキな歌だ。
傲慢とか虚勢ではなく、謙虚さや包摂を感じる。「全てのクズどものために」歌っているのが、突き刺さる。ワタシが、そうだからだろう。
平日の昼間に寄席にいる人間は、大概そんなもんだ。
悲観ではなく、その状況さえ可笑しくなるのが、落語の存在意義の側面だと思う。
「終わらない歌」にも、そんなオーラがあり、人にある種のチカラを与える。
ミュージシャンは、音楽を奏で、歌を歌う。
噺家は、扇子と手ぬぐいで、唄い調子の落語をかける。
落語は、リズムとメロディの追求で、歌的になっていく。
ブルーハーツと落語は、まったく違うものだけど、読後感は少し似ている。
最後の歌詞は、こう締めくくられる。
明日には笑えるように
笑うという行先はいっしょだ。
落語の唄い調子について↓