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地方大学は全国制覇に向いてるかもしれない3つの理由

みなさんこんにちは。佐野清です。

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さて、今回は題名に書いた通り「地方大学が全国制覇に向いているかもしれない3つの理由」について書いていきたいと思います。

1,家が近い(行動範囲が狭い)

私は4年間、宮城県は仙台市にある東北大に通っていました。出身は東京なので、4年間は仙台で一人暮らしをしていました。

現在は東京に住んでいるのですが、近頃満員電車を受け付けない身体に勝手になっていたことに少々驚いています。

仙台で暮らしていた4年間私の主な交通手段は「原付」です。特に電車にはほとんど乗っていませんでした。

自宅から学校までが原付で約10分、道中に壁があり(徒歩5分くらい)グラウンドは学校の敷地内にあります。

東北大は仙台の繁華街にも近く、日常の生活で利用するもののほとんどが原付で15分以内にあるような生活をしていました。

2,一人暮らしが多い

これはつまりしがらみがないことを指します。家のなかに余計なものがなくなりラクロスだけに集中できる環境を自ら整えることができます。

3,グラウンドが自由に使えることが多い

南山大の無限グラウンドなどが有名ですが、東北大も使っている団体がなければ自由に人工芝のグラウンドを使うことができます。授業の合間や、昼休みなどにササっとグラウンドに行ってシュー練することもできます。

東北大以外の地方大学が同様であるかどうかは正確ではありませんが、よく話をすると似たような環境であることが多いです。

このような生活の中では、移動手段が限りなく短くなるので、それだけ練習の時間を増やすことができます。それが学校の授業を邪魔することもありません。

関東の大学では平日の昼間に外部グラウンドで練習したり、壁やシュー練ができるグラウンドまで電車に乗って行ったりと、正直地方大を卒業した私からしたら信じられない生活をしていることがままあります。

そういった意味で、ラクロスを上手くなるには関東よりも地方の方が向いていると言っても過言では無いと思います。勿論、自分で自分を律する必要がありますが。

関東がもつ1番の優位性は、「ラクロスが上手い人が沢山いる」ことと「ラクロスの中心が関東である」ということだと思っています。周りに上手い人がたくさんいるので、特に理由なくラクロスやっていても自然とそれなりに上手くなります。なんと羨ましいことか。

現在関東と地方の間で如実に現れてきているのが、「指導者の量」「ラクロスの知識の先進性」この2つの差です。しかしこれらは、特に後者についてはラクロスに関する情報がある程度体系化され、多くの人が触れられるようになれば自然とその差は埋まってくると思っています。

「ラクロスの知識の先進性」という意味で大きなブレイクスルーを起こした2019年東北大のように、地方大学から頭角を現し始めた大学は増えつつあります。

地方大学が学生を制するのは時間の問題かもしれません。

勿論、ハードルとしては地方大学の方が高いでしょう。上手くなるには切磋琢磨する敵が必要です。その敵が少ない孤立した状態だと自分自身の現在地が見えづらくなります。その意味で関東は頻繁に社会人や学生同士で試合をして自分たちの現在地を確認することができます。

ここを自分たちでコントロールできるかが、地方大学にとっての最大の壁になるかもしれません。

ちゃんと自分たちの求めるラクロスと自分たちの現在地を明確化して、適切なアプローチと熱意を持ってラクロスに取り組めば、地方にいた方が絶対に上手くなります。

いつか地方大学から日本チャンピオンが生まれることを願って。

まずは今年の学生選手権、期待しましょう。

ではまた。

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