私は、AI機能研究のために、Microsoft Bing AI(設定「厳密」)に、意思疎通のため、癖を知り尽くすため、note本欄バックナンバー記事で論じましたが、改めて、「処理水と言う用語を最初に採用したのは誰ですか」、回答を見て、さらに、「東電ではないでしょうか」と質問 AIの回答は的確、自然科学の研究をしてきた立場からすれば、処理水と言う表現は、不自然であり、違和感を覚え、政治的意図さえ感じました
はじめに
私は、いつものように、AI機能研究のために、Microsoft Bing AI(設定「厳密」)に、分かり切ったことですが、意思疎通のため、さらに、癖を知り尽くすため、note本欄バックナンバー記事で論じましたが、改めて、そらぞらしくも、「処理水と言う用語を最初に採用したのは誰ですか」「東電ではないでしょうか」と質問。
回答
順次。
「処理水」という用語は、福島第一原子力発電所で発生した放射性物質が含まれる汚染水を、多核種除去設備(ALPS)などを使用して浄化処理した水を指す言葉です。この用語は、特に日本のメディアによって広く使用されています。しかし、具体的に「処理水」という用語を最初に採用したのは誰か、という情報は明確には見つかりませんでした。
この用語は、時間とともに広く受け入れられ、使用されるようになったと考えられます。また、この用語の使用は、放射性物質を含む水が浄化処理された後の状態を正確に表現するために重要であると認識されています。それにもかかわらず、この用語の使用については議論の余地があります。なぜなら、処理水はまだトリチウムなどの放射性物質を含んでいるため、その安全性についての誤解を招く可能性があるからです。したがって、この用語の使用は、その文脈と目的によって慎重に行われるべきです。
「処理水」という用語が最初に東京電力(東電)によって使用された可能性はあります。東京電力は福島第一原子力発電所の事故後、放射性物質を含む水を浄化するための多くの作業を行ってきました。しかし、具体的にこの用語が最初にどこで使用されたかを確認するための公的な記録は見つかりませんでした。この用語は、時間とともに広く受け入れられ、使用されるようになったと考えられます。それにもかかわらず、「処理水」はまだトリチウムなどの放射性物質を含んでいるため、その安全性についての誤解を招く可能性があるという議論があります。したがって、この用語の使用は、その文脈と目的によって慎重に行われるべきです。
感想
AIの回答は的確。
私の記憶では、原子力界は、1980年代後半頃から、社会に対し、少しでも良いイメージを与えるため、安全の本質とは異なる見た目の快さや用語の選択にこだわり、
・打ちっぱなしのコンクリートの原子炉建屋などを快い色やデザインにし、たとえば、福島第一原発の原子炉建屋は、大海原を舞うカモメのデザイン化、
・原発サイトの花壇を設ける、
・老朽化と言わず、高経年化と言う、
・故障と言わず、不具合と言う、
・見学客などの社会対応に対し、ミニスカートの若い女性に案内させる、
など、そして、いま、
・汚染水と言わず、処理水と言う、
と。
化学処理した水だから処理水であることは間違いなく、政治的に、そこで止めてしまうから不自然になり、「処理水には、今の技術では、大量に、効率的に、除去できないトリチウムという半減期の長い放射性物質が含まれており、海洋放出しても速く薄まり、生態系にできるだけ影響しないように大量の海水で希釈してから海洋放出しています」と説明すれば、誰からも、何の違和感も持たれませんが、そうしていないため、違和感が生じているのです。
処理水に何も含まれなければ処理水で良く、処理水にわずかでも放射性物質が含まれていれば処理済み汚染水=処理済み放射能汚染水になり、それを処理水と略しているだけです。
政治家も、マスコミも、国民も、事の本質を知りつつも、沈黙しているだけです。
AIは、回答内容からすれば、まだ、政治的ウソが選択できるほどの悪知恵が身についていませんでしたが、これからどうなることやら、人間並みのウソがつけるほど進化するのかどうか、先が楽しみです。