Trovatoreさんの質問「茨城県立図書館のボランティア通信紙で、山本なる人物は事故の起こったウラン工場をSBOにすれば冷却水ポンプが止まって、臨界は停止したと主張していましたが、そのようなことをすれば臨界停止作戦に支障を来たすのではないでしょうか」への回答 すぐでき、現実的な解決策のひとつですから、適切な説明、懐中電灯などで作業継続可

質問

2024年9月21日 21:28
Trovatoreさんからの質問
茨城県立図書館のボランティア通信紙で、山本なる人物は事故の起こったウラン工場をSBOにすれば冷却水ポンプが止まって臨界は停止したと主張していましたが、そのようなことをすれば臨界停止作戦に支障を来たすのではないでしょうか。

回答

作業の優先事項は、まず、①村民に情報提供、②臨界停止、③現場の安全管理などですから、臨界停止の優先度は高く、沈殿槽を包むような構造の冷却水を停止すれば、ウラン水溶液の温度が上昇し、蒸発量が多くなるため、液位が下がり、未臨界になると考えるのは、自然であり、冷却水を止めるには、ポンプを停めること、しかし、スイッチか電源が、強い放射線下の現場であれば、そのようにできず、安全にできることは、たとえ、工場全体が、停電になっても、懐中電灯などで作業が継続できるため、現場から離れた場所にある工場全体の変電所の主電源を切れば良く、ボランティア通信紙には、そのことを記したのであり、すぐでき、現実的な解決策のひとつですから、適切な説明であると思います。
なお、SBOは、station black-outの略であり、単なる停電ではなく、stationは、nuclear stationの略であり、原発を意味しますから、JCO工場であれば、あえて、冗談を言えば、stationよりも、factoryの方が良いように思えますが・・・。
【補足】
SBOは、主に、原子力発電所で使用されますが、他の施設やシステムでも同様の状況を指す場合がありますが、一般的には、原子力関連の文脈で使われることが多い。

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