日本の原発エンジニアは、原発システムの詳細部の把握ができておらず、機器・配管・バルブ開閉状態など、確認しないまま、できる能力がないまま、業務に携わっており、具体的に言えば、福島第一原発事故で、原子炉冷却手段がなく、外部から消防車で設置済み専用配管を利用し、原子炉に注水操作をした際、約50 tの水が、原子炉に行かず、分岐配管から巨大なタービン復水器にバイパスされていたことが分かり、・・・

2011.3.11に発生した福島第一原発事故から14年、いまだに、夜中に飛び起き、東電編『福島第一原子力発電所 東北地方太平洋沖地震に伴う原子炉施設への影響について』(2011.9、改訂版2012.5)の記載事項を確認し、沈み込み、ウイスキーをすすりながら涙しますが、東電エンジニア、もっとマクロに言えば、日本の原発エンジニアは、原発システムの詳細部の把握ができておらず、機器・配管・バルブ開閉状態など、確認しないまま、できる能力がないまま、業務に携わっており、具体的に言えば、福島第一原発事故で、原子炉冷却手段がなく、外部から消防車で設置済み専用配管を利用し、原子炉に注水操作をした際、約50 tの水が、原子炉に行かず、分岐配管から巨大なタービン復水器にバイパスされていたことが分かり、東電は、初期の頃、そのことに気づかず、事故から相当な時間が経過した後、タービン復水器に規定以上に多くの冷却水が存在することを確認し、調査したところ、分岐配管からの漏れであることが分かりました。
マスコミも国民も、いまだに、その原発管理の深刻な意味に気づいていません。


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