研究ノート モンテカルロ計算は、東大などの一流研究者が見向きもしない、いわゆる、ニッチ分野

私の昔の専門分野のひとつであるモンテカルロ計算は、膨大な計算時間を要するため、1980年代までは、IBMやFACOMと言ったメインフレーム計算機の多額の使用料金を払ってジョブを実行する必要があり(とあるメーカーのエンジニアによると1ジョブあたり200万円)、また、計算時間の制約から、計算結果も統計誤差が大きく、桁が合えばいいという程度の計算手法でした。そのため、東大といった一流どころの研究者が見向きもしない、いわゆる、ニッチ分野(意味は「隙間分野」のこと)でした。ずる賢くこれに目をつけて、この分野に入り込んだ研究者がいましたが、ノート型パソコンで、以前のスパコン以上の計算がいくらでもできる時代になってからは、その研究者は、前時代の遺物となり、自身の不祥事(学術ゼミにおいて、講義内容が良くなく、受講者の集団的ブーイングに起因し、無責任にも、現場逃亡)、さらに、現場逃亡に対し、私が背を向けたため、忘れ去られてしまいました。

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