研究ノート 8割おじさん京都大学教授西浦博予測の答え合わせー検証可能な予測はすべて大外れー 西浦さん、研究不正が認定されると懲戒免職となりますから、その前に、依願退職して、曹洞宗在家雲水である私の道場に入門し、私の弟子になり、今の苦境を克服する方法と学問的基礎を一から学びませんか?
研究ノート 8割おじさん京都大学教授西浦博予測の答え合わせー検証可能な予測はすべて大外れー
“8割おじさん”として知られる京都大学の西浦博教授が、新型コロナウイルスによる感染者数と死者数について、多くの予測を発表していました。厚労省クラスター対策班のメンバーでもあった西浦博氏は、2020年4月15日に「何も対策を取らなければ42万人死亡」説を発表し、国内に大きな驚きと反響を巻き起こし、これを受けて、当時の安倍首相が、4月7日に、緊急事態宣言を発出したのは、記憶に新しいところです。この後、企業は、在宅勤務、学校は、休校となり、街からは、人が消えました。
また、2021年2月からの10ヵ月間について、西浦モデルで解析したところ、仮に、ワクチン接種が無かった場合、感染者数は、およそ6330万人、死者数がおよそ36.4万人に上るという予測を発表していました。実際の感染者数の推計がおよそ470万人、死者数がおよそ1万人であったので、ワクチン接種によって35万人の命が救われたということになります。
この予測が掲載された論文は、学術論文の要件をまったく満たしておらず、私が査読していれば、アブスラクトを読んだだけで、一発リジェクトしていたことは、過去のnoteの記事で述べたところです。
これらの予測が正しいのかどうかについては、実際には、感染予防対策やワクチン接種が行われたために、答え合わせはできませんが、答え合わせが可能な予測がいくつかあります。これについては、筑波大学の掛谷英紀准教授が、以下の以下のYouTube動画で解説しています。これに私なりの解釈を加えて以下に詳説してみます。
ワクチンなしで36万人死亡⁉掛谷英紀氏が西浦論文へ反論!12月1日のやなチャン!https://www.youtube.com/watch?v=pZxRcv2hAyw&t=430s
西浦氏は、東京オリンピックの開催直前には“今のデルタ株による流行は、昨年4月に最初の緊急事態宣言を出した時くらい接触を減らしても、感染者数が落ちるかわからないレベルの流行”(BuzzFeed)と発言し、オリンピックの中止を勧告していました。その1年前に緊急事態宣言を発出させた成功体験から、自分が発言すれば、オリンピックを中止に追い込めると自身の神通力を慢心したのでしょうか。しかし、実際にはオリンピックは、開催され、その結果、予測が大外れしたことが露呈してしまいました。結局、オリンピック終了後の9月になって、“8月後半には万を超える予測値を出していました。明らかにそれは過大評価でした。”と敗北を認めました。
これで少しは反省したのかと思いきや、COVID-19が2類から5類に移行する直前の2023年5月には、“過去最大の流行をきっかけに、「これまでの対策はなんだったんだ」と思うくらい死者が出る可能性さえあるのです。” (毎日新聞)と述べていましたが、実際には5類に移行したことで、この予測は、またしても大外れとなってしまいました。
これらの外れ予測も西浦モデルに基づく予測だと思われますが、過去の答え合わせのできない「42万人死亡説」などの多くの予測も全部大外れだった可能性も否定できません。
上述の感染者数6330万人、死者数36.4万人という予測の掲載された西浦氏らの論文に疑義を抱いた掛谷准教授らのグループが、著者らに論文作成に使ったデータ、プログラムを公開するように要求するもまったく応答がないために、研究不正の疑いが否定できない論文として、2024年9月に資金提供した日本学術振興会に対して不正告発を行ったところです(告発文については、noteのhttps://note.com/hkakeya/n/n1669159a24d0 を参照)。
研究不正が認定されると懲戒免職となります。その前に依願退職をし(認められればですが)、水戸の桜井道場に入門して私の弟子になりませんか? 今の苦境を克服する方法と学問的基礎を一から伝授しましょう。