ヨガもテーマを決めて取り組むことで上達していく
ヨガのポーズを深めるにあたり、テーマを設定していますでしょうか。
テーマというのは「ポーズを決めて取り組む」「呼吸を全身に行き渡らせるようにポーズをとる」「とにかく楽しんで取り組む」「毎週のペースを乱さないでプラクティスをする」などなどでございます。
短期間でも長期間でもいいので、テーマを持つことは重要です。
テーマを持つことのメリットは大きく4つあります。
取り組むべきことが明確になり悩みが減る
フォーカスすることで成長が加速する
仲間と一緒に成長できる
思っている以上にヨガが楽しくなる
簡単にですけど、これらについて書いてみたいと思います。
取り組むべきことが明確になり悩みが減る
悩むというのは疲れることです。取り組んでいる時間よりも、悩んでいる時間で人は疲弊します。実際に、何もせずに悩んでいるだけで消耗していきますよね。
ヨガでも、体を動かすプラクティスする時間もそれなりに疲れますが、それ以上に疲れるのは「プラクティスをしようかどうか悩んでいる」「何をどれぐらい追い込むか、取り組んでいくか、どうやっていくかを考えている」時だと思います。決まってしまえばあとはやるだけですが、それがなかなか決まらない。でも悩んでいる時間がもったいない。
だから、先にテーマを決めておきます。テーマの期間は今月でも今週でも、大きく1年や10年でもいいと思います。テーマを決めると自ずと何をするかも決まってきます。何を、何時間、どこで、どれくらいの頻度で行うのか。どんどん決まっていきます。そして、決まったらあとはやるだけです。決めることで、結構やる気も出てきます。
また、テーマを決めておけば継続もしやすくなります。やることが明確になるので、継続もしやすく、悩みによる疲弊も減ります。
そして、なんども書いておりますが、ヨガは継続することで上達するようにできているのです。
フォーカスすることで成長が加速する
フォーカスは成長の基本です。「注意を散漫にすることで成長する」なんて話は聞いたことがありませんよね。「あのがいいらしい」「これも効くみたい」とあれこれ手を出してしまうことはかえって成長を阻害します。
うまくいっていないと感じる時は、ほとんどがフォーカスできていない時です。あれやこれやに手を出してしまっているのです。
フォーカスすることで、そんな状況を一点突破できます。基本的に一点突破しかありません。フォーカスすることでヨガも成長していきますし、テーマを絞り込むことでフォーカスできます。
テーマの決め方にもよりますが、アサナでしたら一つにフォーカスすることをオススメします。「今月にこのアサナをマスターする」と一つにフォーカスするのです。そうすることで必ず成長します。オススメです。
EngawaYogaスタジオでも、時々ですけれど「今月の深めるアサナはブリッジです」みたいにテーマを決めている時があります。そうすると、ブリッジを深めようといろんな視点が得られます。単に後屈と言っても、いろんな箇所が関係しているからです。
そうやってフォーカスすることで人は成長していきます。
仲間と一緒に成長できる
テーマを決めるとみんなで取り組むことができます。
「EngawaYogaスタジオでも時々テーマを決めて、それを皆さんと共有して取り組んだりしております」と書きました。そうすることで対話、会話、アドバイスが生まれてきます。こういった対話は成長にとても有益です。今はテーマ決めることは不定期でやってますが、これからは定期的にやってもいいですね。みんなで取り組むと、進捗状況も見えるのでやる気になりますし、悪いことはありません。
スタジオ全体で同じものに取り組むとノウハウや気づきも溜まりやすいです。それらを皆さんにもすぐにフィードバックできて、さらに皆さんも自分のモノにしやすいですね。雑誌を読んでやってみてもできないことが、みんなと取り組んだり実際にできる人を見ると一気にできるようになります。仲間がいることで、そうやってどんどん成長していくことができます。
仲間と一緒に一つのテーマを決めるのはありですね。
思っている以上にヨガが楽しくなる
このようにして、テーマを持って継続していくといろんなことができるようになります。
人から褒められることも増えることでしょう。自分でも「こんなにできるようになるなんて」と驚く方もいらっしゃいます。ヨガというのは継続していれば開いてくるものです。そのようにできているみたいです。
そして、ヨガは自由なものです。好きにポーズをとって、好きに修行していい。その結果は身体が教えてくれます。日常生活からもフィードバックがもらえます。ヨガは先生から強制されるものではないし、今は情報も溢れているので知識も得やすい。
テーマを決めて取り組むことで、ヨガがどんどん楽しくなっていきます。
テーマを決めること、オススメです。
終わりに:休憩の日を持つ
日々の営みの中に、休憩の日を持っていますでしょうか。
私は集中するとずっとやってしまう中毒系タイプですので、休憩の日を意識して作るようにしております。それでも、休憩だと言っているのに仕事やヨガや瞑想やいろんなことをやってしまいます。本当に何もしない日というのを作るのが苦手です。誰かに温泉などに引っ張り出してもらわないといけないのかもしれません。
「やるだけのことを、やる切る日」そして「休むだけ、休む日」の両輪が成長を促してくれます。筋肉だって休ませないといけませんね。精神も休ませないと回復しません。ずっと集中し続けることはできません。
また、テンションがずっと高いままでもダメですし、ずっと悲しいというのも辛いものがあります。感情も人生も起こることはアニッチャー(無常)ですので、受け流しておけばいいのですが、それをついつい握りしめてしまうのも人間です。
意図的に感情や感覚を解き放つ時間も大事です。自然と解放できない場合は予定に組み込むのがいいですね。毎週でも毎月でも休む日や自然の中に入る日、話を聞いてもらう日などを決めておくといいですね。
今月は休みましたか。
自然の中に行きましたか。
何もしないでゆっくりした日はありますか。
こういう日も大事にしたいものです。