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長く一緒にいたいから

2016年の秋、犬派だったはずの家内が急に保護猫を飼いたいと言い出した。どんな猫なのと聞くと保護猫活動している人が譲渡先を募集していて、九州の年老いた猫で、、、自宅から1,000km越えの距離だから飛行機は難しいから車になるけど遠いから無理だよと何とか説得した。近くが受け取りに行きやすいし、小さいうちからのほうが飼いやすいと説得したが、内心最初に買う猫の寿命が何も短くなくてもいいじゃないか、わがままだけど長く一緒に居て欲しいから。私が子供のころ実家では野良猫が自由に出入りしていつも数匹うろうろしていたような家でした。その中で喧嘩して血だらけになって帰ってきたり、交通事故にあってしまったりネズミ駆除の毒にあたってしまったりと、当時は獣医もなく、ただ見守るしかできず、かわいがっていた猫との突然の別れを時々経験していました。それもあってか猫を飼うなら家猫で長生きしていて欲しいと思っていたのかもしれません。

その年のクリスマスにが迫った時に300kmぐらい離れたところの猫がどうしても目が離せない。なんでも、一匹でいた所を保健所に保護されて処分される前の麻酔を打たれたところで保護された猫だというではないですか。生い立ちを聞いて絶対に家で育てたいと。年は見たところ生まれて数か月でしょうとのことでしたので、引き取りたいとの連絡をしたらトライアル期間があることを初めて知りました、なんでも相性があるからとのことです。特にこの子(猫)は人に以上に警戒して今まで何人か来たけど逃げ回って残っているので心配だそうです。それでもまずは会ってみたて決めようと思い、クリスマスの日に出かけて保護活動している方の家についてご対面。ちっちゃいな、が第一印象で撫でてあげようかと思っていたらすぐに保護活動している方の腕から逃げ出して家具の後ろに逃げ込んでしまいました。猫に少しは慣れているので手を突っ込んで首根っこをつまんで取り出して抱っこしてみました。かわいいほぼ白の雌の三毛猫です。家内は猫を抱っこするのが慣れていないのですが渡すとおとなしく抱っこされていたので一安心。保護活動している方も初めて来た人が抱っこしているのを見た、相性がいいのかしらね、と仰って頂きそのまま家までドライブすることに。

保護猫は一週間程度は観察期間ですと言われていたように毎日写真を送ったり状況を伝えたりとSNSでやり取りしていて晴れて一週間後には正式に我が家の一員になり名前は大好きな寿司ネタの雲丹に決定。人を警戒することは今でも変わりませんが、ニャーと泣く事も、怒ってシャーという事も無く静かな子だなと思っていました。2018年の9月に1匹だけじゃさみしいかもともう一匹迎え入れることにして、今度も300kmぐらいのドライブで前回とは別の保護活動をしている方の家に雲丹も一緒に行きました。そこで候補の子猫二匹と面会したときに雲丹がシャーと威嚇します、えっ、今までそんな声出さなかったのにと思いましたが、初めて他の猫と対面して何か思うことがあったのかもしれませんね。候補の子猫のうち一匹がすり寄ってきてシャーと威嚇していても仲良くしようよ言って寄ってきた子が自然と迎える子に決定。家に帰ってからが大変。今まで1匹でまったりしていた雲丹には変なのがまとわりついてくるので家じゅうを走り回ることに。仲良くしたい子猫はほぼ白のオスの数か月の子猫です。名前はやはり好きな寿司ネタから鮭(サーモンでは呼びにくいし)と名付けられます。しばらくして雲丹がニャーと甘えたりお腹減ったと訴えたりして鳴くようになるのですが、鮭は来た時からニャーニャーとよく泣く子だったのでつられて鳴くようになったのかなと思っています。ご飯欲しいよと甘えて泣くのはたまらなく可愛いしよかったです。仲がいいのか悪いのか、いまではオスの鮭の方が体格が立派になって追いかけっこしています。家猫の寿命は20~30と昔に比べて長くなっていますから、うちの雲丹と鮭も天寿まで一緒に楽しく過ごせたらと願っています。

※写真は鮭が来てから2週間後、右が雲丹で左が鮭です。

P.S. うちの子もキーボードに乗ってくるので餌を食べて寝た隙に書いています。

#うちの保護いぬ保護ねこ

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