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アルコール依存症:入院中に勉強する内容は単なる知識に留める①

みなさん こんにちは。
今回も読んでいただき ありがとうございます。
kiyopi です。

アルコール依存症で入院すると、何かしらのテキストを元に色々と勉強することになります。
私の経験から言えば、生きた情報はほとんどありません。
今回は、『どんなに真剣に勉強しても知識は知識でしかない』ということについて、理由とともにまとめてみたいと思います。
参考にしていただけたら幸いです。

★離脱症状やアルコール性疾患の勉強

離脱症状やアルコール性疾患の勉強は、たぶん最初にすることになります。
血液検査の結果に出てくるアルコール関連の項目の事も説明を受けます。
その中でもアルコール依存症になった人が特に好んで、やたらめったら気にするのが『γ-GTP』の値です。
誰からも必ず聞かれてうるさく思うのですが、私は体に感じる症状がない以上、主治医に呆れられたほど覚えたことはありません。
γ-GTPは肝臓の解毒酵素の数値ですが、アルコールの多量摂取により、排出し切れなくなると血中の濃度が上がり、数値は高くなります。
そのために肝機能を表す指標として用いられるため、アルコール依存症者はどんなものかの理解もないままに、やたらと気にします。

kiyopiの思考
離脱症状やアルコール性疾患のことをどんなに真剣に勉強しようとも、自分の身体にその症状が現れなければ単なる知識です。
回復を目指すうえでは、知識だけでは何の役にも立たないのです。
それよりも健康の事を考え、普段の生活や食事を見直してみることの方がだんぜん大事です。
全てを病気のせいにして、「病気が自分をそうさせているのだから自分は悪くない」ということを言い出す人も見かけますが、自分をアルコール依存症という病気にして、そういった症状を自分の中から引きだしたのは誰でもない自分自身です。
どうせ知識を付けるなら心身を取り戻す栄養素を含む食材や調理法を学ぶ方がよっぽど今後の回復の役に立ちます。
γ-GTPも単なる数字です。
どんなに高かろうが、平均だろうが低かろうが、自分の体に違和感や痛みがないのであれば単なる数字でしかないのです。
「気が付かない間に悪化していた」というのは、本人が異変を感じても『ちょっと痛いだけ』『何か違和感があるだけ』として気にしていなかっただけなのです。
気が付かない間に悪化してしまうような人は、健康に対して正しい理解もなくただやたらに実践していたり、無頓着すぎたりするものです。
100%必ず、生活習慣、食生活、ストレスの処理など、調べれば例外なく原因があります。
見えもせず、予想も出来ない未来を変に不安視して恐れて、過敏になってストレスにする方がよっぽど心も体も病気になります。
知識や数字に惑わされず、自分の体の違和感や痛みを感じ取り、食生活・生活習慣・ストレスに気を配る方が大事だということを知っていただきたいと思います。

★家庭問題や社会への影響の勉強

家庭の経済的な問題。
家族や子供の苦しみ、共依存問題。
近所の付き合いの問題や、職場での問題。

kiyopiの思考
自分の身に起きた事だけを聞く程度にしておくのをお勧めします。
しっかりと勉強したところで、その問題をどう捉え、どう改善するかなどのヒントは得られません。
逆に憎しみが湧いたり、罪悪感が湧いたり、絶望感が湧いたり、更なるストレスを抱えることにもなりかねません。
真剣に考え、改善を望むのであれば『ストレス浄化法』を実践していただいた方が問題解決に繋がります
家族問題は、まともに聞くと耳が痛い事もあり、自分の中の憎しみを増やすことにもなりかねません。
自分を正当化し、「病気であるのだからしょうがない」と責任逃れする気持ちが湧く人も見受けられます。
でも、ストレス処理を間違って自分をアルコール依存症にしたのは自分です。
職場での問題も同じです。
理解のない上司に、周りに追い込まれたと憎しみ出す人も出たりします。
でも、この場合も自分をアルコール依存症にし、そういった状況にしたのは自分です。
ご近所問題、世間に知られたくないという問題。
知られたら恥ずかしいと思うかもしれませんが、私はいい機会だと思ってます。
父のアルコール依存症の時には母のヒステリーが怖くて従ってましたが、いいことは全くないです。
隠している事で疲れ果て、バレた時には焦り、絶望し、神経すり減り、心身共にストレスで病んでいきます。
世間ではアルコール依存症に関する知識も理解も足りない、理解が得られないと思うからこそ、認知を広めるチャンスだと思うのです。


★さいごに

長くなってしまいましたので、今回はここまでにさせて頂きます。
次回は続きを書いていきます。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
感謝します。 kiyopi



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