水族館でペンギン飼育を経験して思ったこと
ぺんにちは♪←昨日言ってない(笑)
ペンギン好きぃ、鈴木起世美です!
昨日は、学生時代に野生のペンギンに逢いに行くと決めた話をしました。
今日は、専門学校時代のことを少しお話します!
高校を卒業し、2年制の専門学校に通いました。
専門は動物・環境系。ドッグトリマーや水族館動物園に関する専攻がある中、
私は環境系、その名も『野生動物レンジャー専攻』!カッコイイ名前!!
※今はもうありませんが(涙)
生物分類や自然に関する学習、環境調査、
登山・キャンプなどのアウトドア実習などの経験をしました。
将来はインタープリターなど自然環境に関わる仕事に就けたらなぁとふわっと考えていた一方で、
『水族館専攻』もあって、水族館で働くことにも魅力を感じていました。
だって、毎日間近にペンギンたちを観察できて、一緒に過ごせますからね!
担任の先生に「ペンギンのいる水族館で働いてみたい」と伝えたら、
『長崎ペンギン水族館』に2週間飼育研修をできることになりました。
日本一ペンギンの飼育種類が多い水族館です。
そんな水族館でお仕事させてもらえるなんて、
あ り が た き 幸 せ !
飼育経験を経て思ったことは…
2週間みっちりと水族館のお仕事を経験させてもらいました。
ペンギンのいる飼育スペースのお掃除、
100羽以上のフンボルトペンギンに囲まれながらの給餌、
キングペンギンたちを水槽へ潜水させるための誘導、
餌となるアジの準備…
などなど、毎日ペンギンに囲まれながらの素晴らしい日々でした。
掃除で使うホースを咥えて遊ぶジェンツーペンギンだったり、
蝶々を追いかけるフンボルトペンギンだったり、
生後間もないヒナを触れることができたり…
ペンギン好きなら、仕事でペンギンと関われるこれ以上にない最高の環境!
それは間違いありません。
ただ、
2週間のインターンシップを終えた上で持った感想は、
「私はこの仕事に向いてない…」でした。
野生の姿に魅了されて、ペンギンを好きになった私は、
飼育という人工的な環境下で生かされている彼らを見て
複雑な思いを抱いてしまいました。
私たちが餌を与えなければ生きていけない…
大海原とはかけ離れた、限りあるプールで泳ぐしかない…
野生動物と飼育動物を比べること自体違っているけれど、
私はそこがすごく引っかかってしまいました。
あの映画で見たような野生の逞しさを感じたい。そう思ってしまったんですね。
心の底から『飼育』を楽しめて探求できる人が、
水族館動物園の飼育員に向いているんだろうな、と思います。
私は、そうじゃなかった。
じゃあ何がしたいのか。
やはり、野生ペンギンに逢いに行くこと。
そしてその上で、自分ができることをやりたい
と、改めて実感できた飼育員体験でした。
この体験をしていなければ、飼育員という選択肢をずるずる引きずっていたのだろうと考えると、早い段階で決断できて良かった。
こんな私を受け入れてくれた長崎ペンギン水族館にも、導いてくれた先生方にも感謝しかありません。
経験することの大事さを実感できたお話でした。
写真は2020年に長崎ペンギン水族館に訪れた際に撮影♪
インターンシップ当時の写真はありませんでした…
以上、ペンギン好きぃでした∧( ゚Θ゚ )ノシ