Galileo Galileiというバンド

私が小学生の時に出会って、ずっとずっと大好きなバンドのライブに行ってきた。

彼らは変わり続ける。変わることを面白がっている。大人になることを恐れない。少年であり続ける部分を愛おしそうに抱きしめる。そういう所があるからだ。彼らを尊敬しながら、楽しく一緒に人生を歩めるのは。

新しいアルバムを出した。それも2冊。全28曲というとんでもないボリューム。ファンとしては嬉しい悲鳴。レコ発ライブまでにみっちり予習を…という当初の予定はあっという間に瓦解してしまった。

斜めに流して聴きながら、お気に入りの曲をプレイリストに入れる。

雨の日に散歩しながら聴きたい曲
ごきげんな朝に聴きたい曲
暗くて冷たい夜に聴きた曲
春を待ちながら聴きたい曲
じりじりと沈む太陽と一緒に聴きたい曲…

曲名もまだ分からない。けれど、止めどなく進む音は確実に、私の世界に対する感度を高めてくれる。

私は音楽と向き合っていると煮詰まってしまう気がある。彼らはそれを突き破ってくれる。私の中に新しい種を蒔いてくれる。世界をどんどん広げてくれるというそんな信頼を、Galileo Galileiというバンドには全身で置いても良いと思う。