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GLOBIS知見録【星野リゾート代表・#星野佳路 氏が語る「優れたリーダーになるために身につけるべき5つのこと」】
※この記事は、GLOBIS知見録【星野リゾート代表・#星野佳路 氏が語る「優れたリーダーになるために身につけるべき5つのこと」】GLOBIS知見録【星野リゾート代表・#星野佳路 氏が語る「優れたリーダーになるために身につけるべき5つのこと」】動画を見て、勉強になったこと・覚えておきたいことを書き綴っているものです。
こんにちは!
大阪のWEB制作会社を経営しています株式会社キューブの金森清美です。
この頃、星野社長の動画や本をたくさん見てます。
今日は、Youtube GLOBIS知見録から、この動画を見てまして勉強になったので書いていきたいと思います。
この動画は18:55の動画で、多分「政治・アカデミック・世界で活躍するNGOの分野においてのリーダーシップ」を考えるというような、長いセッションの中、星野社長の分野「ビジネス分野」だけを切り取ってる動画です。
中盤にチラッと出てくるのですが
まず最初に、星野社長の考えるリーダーシップの定義とは?
共感してもらってグループや組織が目指す方向に向いていくようにすること
星野社長は「フラットな組織文化」がとても重要といつも言ってますが、まさにそれも含まれているんだろうなと思う一文です。
思うこと・目指すことに共感されなくては、誰も共にしてくれません。
何でも言い合えるフラットな組織だからこそ、共感し合い、みんなで目指していけるのですね。
それでは、動画で紹介してくれている星野社長の考えるリーダーシップ5つの定義です。
リーダーシップ01:コミュニケーション
日本語でのコミュニケーションも大事だけど、やはり英語でのコミュニケーションが日本の地方で仕事をするうえでもとても重要に感じている。
海外のファンドが投資してくれたり2005年にゴールドマンサックスが日本に投資する際の運営パートナーに選んでいただいたのも、英語でのコミュニケーション力が、他の旅館やホテルに比べて高かったということがあると思う。
海外の方と対等の立場で戦うには直接コミュニケ―ションができる能力として欠かせない分野だと思う。
星野社長は、慶應義塾大学経済学部を卒業後、米国のコーネル大学ホテル経営大学院海外留学をされていて、もちろん英語はペラペラです。
英語スピーチの動画もあります。
安心して聞ける安定感ですね!
そして、元にもどりますと、コミュニケーションの大切さに付け加えて、こうもおっしゃってます。
ユーモアのセンスも大事です。
人間性を発揮する部分のコミュニケーションはすごく大事だと思っていて、単に英語や日本語で物を伝えるだけではなく、ユーモアをもって共感を得るコミュニケーションができることが大事なのです。
日本人同士でもそれはそうですね…
あるものを淡々と伝えてくるだけではなく、ちょっとしたサービスも感じるようなユーモアが発揮できれば、リピーターにすることもファンにすることもできます。
リーダーシップ02:事実を把握する
「事実」を把握した上で話すというのは、その人の信頼性に関わってくること。
自分で後悔のあるセッションや会議、あるいは上手くいったなと思うセッションや会議との差は、自分の準備・事実をいかに正確に把握して数字を頭に入れながら相手と話せたかどうか。感覚だけではなく事実に基づいて自分の発想を伝えることができたかというところが大きい。
リーダーシップは、カリスマ的な能力と以外に、事前の準備や事実の把握を怠らないことがとても大事。
感覚だけで話している人よりも、しっかりと事実に基づいて根拠を持って話してくれる人の方が、そりゃあ説得力も上がり信頼もできます。
組織はみんなと一緒に進むものなので、自分の感覚だけではなくみんなが安心して信頼して共に進めるものにしようと思うと、深く納得です。
リーダーシップ03:決めるということ
会社の中でも色んな立場のスタッフがいたり、色々な役職にスタッフを抜擢したりしますが、一緒に働いている人・チームメンバーがストレスを感じるのはやはり、物事が決まらないときだと感じます。
なぜ決められないかというと、正確な答えがわからず本当にこれでいいのかと迷いがあるから決められない。
どんなに情報を集めても検討してもコンサルタントに意見を聞いても、自信と確信をもって決められることはすごく少ないが、責任ある立場ならそういう状況位置かれてしまう。
一番うまくいかない支配人というのは「ものを決めない人・なかなか決めない人」が多い。もうちょっとマーケットの調査をしよう…もうちょっと検討しよう…など時間をかけても、結局何が正しいかがわからないものです。
結束して良い結果が出ているチームは、物事を決めるのが早くスピード感をもって進められています。
正しいことにこだわるのではなく時間内に物を決める能力が、とっても大事なんじゃないかと思っています。
結局このようにすれば必ず勝てるという策より、みんなの共感と気合が入れば何とかそれを乗り越えられる、それが実体だと思う。
正しいことにたどり着くよりも、みんなが共感し一致できることで進めていくことが成果を出すには大切。
これも生かされますね!「フラットな組織文化」
まさに、みんなが同じ立場で、自分たちの意見を言い合るからこそできることです。そして、リーダーはみんなの意見をしっかり「決める」人ということですね。
みんなが共感できる目標に向かってリーダーが「決める」ということです。
リーダーシップ04:率直さ
スタッフは経営者を尊敬する目も持っているが、疑う目も持っていることを忘れてはいけません。
「自分たちに共有してくれていない大事なことを何か考えているんじゃないか?」などスタッフに思われていることがあります。
困っていることを隠したり、自分が弱いことを無理に繕う必要もないと思っています。自分がどうしたらいいかわからないと困っているときはそれを伝えることもリーダーシップにとって大事です。
迷っているなら迷っている姿を見せる。困っているなら困っているということをしっかり伝える。
また、今までこっちに行こうと思っていたけどやっぱりこっちに行こうと思うというような事業の方向転換の場合、あまり長く黙っていないで、極力短くすること。
心の中で思っていることは、なんとなく組織に伝わってしまう。
いつの間にか、連鎖で広く伝わってしまうので長い時間かけるほど、大きな意思決定が伝わってしまっています。
大きな意思決定が、人から伝わるのはとても嫌。本人から聞きたいとみんな思っています。
私は、決めたことは素早く発表することにしています。
リーダに、ついていこうとしている人は完璧なリーダーを期待しているわけではなくて、自分に対して誠実なリーダーを期待しているので、隠し事をせず率直で正直であることが信頼関係につながる。
率直さ・意思決定の速さ・一貫性、それがすごく大事だと思います。
強がったり隠し事をしていたり、そんな感じでは、共有も共感もできませんね。「フラットな組織」になれませんね。
そして最後に「一貫性」という言葉も出てきましたが、一貫性を持ったコンセプトで経営するということがまさに大事だと思います。
そして、また学んでいきたいと思いますが、ブランディングにも一貫性がとても重要で、星野社長もそうおっしゃっていました。
リーダーシップ05:質素険悪
私が社員を評価するように社員たちは経営者を評価しているものです。
目標を掲げたところで「あの人は自分が言ってることを本気でやろうとしているのか?」という目で見られています。
経営者の一番要求されていることは、収益を上げて会社を成長させること、売上を上げ費用をコントロールし利益を最大化させること。会社の競争力を上げるために利益最大化が経営者の役割。
会社を経営し収益を上げ、社員の仕事環境も大事だし会社が果たす社会的な役割も大事だという経営の理念に対して、しっかり会社をみることは大事だけど、一番本性が現れるのは、その経営者がどんな生活してどんな車に乗ってどんな時計をしているか…、そんな生活態度がかなり語ってしまう。
身の丈に合った生活にし、社員との親近感を持ち続けることは信頼につながっていると思う。
そうですね、それはとても大事だと思います。立場が違うのはみんな承知の上だけど、住む世界が違う感を与えるような態度・時間の使い方・持ち物・生活は、共感を生んでフラットな組織で頑張っていくチームからは外れてしまいますよね。経営者もチームの一員であるという意識がとても大事だと思います。
さいごに
全体を通して思ったことは「フラットな組織文化」を作るためににすべてがつながっていると思いました。(この動画では「フラットな組織文化」という言葉は一切出てこないのですが💦)
星野リゾート星野社長にとって、従業員と一緒に組織を作り一緒に良い運営をする「一緒に」という思いがとても強いんだろうなと思います。
旅館業って、各地点々としていてリアルタイムにお客様をおもてなしして、私たちのように会社一室で仕事をするのとはわけが違いますよね。
「みんながいるから事業ができる」
しかしこれは私でもいつも思い、感謝していることです。
みんなの意見みんなの想いでみんなで一緒に取り組むからこそ力が出せる。
それを追求し貫き一貫して経営しているという姿勢が見え、勉強になりました。
「フラットな組織文化」についても今度動画を見たいと思います。
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