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永遠に続く事業の仕組み

いくら想いがあっても事業を一から起こすには到底簡単ではない。資金の問題、技術、サービス、社員、許可の問題。考えれば不安要素ばかりである。

起業家おかんの事業は、ITがまだそんなに広がっていない時代だったので、たくさんのチャンスがあった。ドックイヤーからマウスイヤーと言われるほど、技術スピードも早く大変ではあるがアイディアもいっぱいでる。

事業を継続させるには、時代に合わせて変革していかなければいけない。今は、同じ業態でのビジネスをやり続けることは難しい時代、だから永遠に事業を創造していく仕組みを作らないといけない。

では、「永遠に続く事業の仕組み」ってどうすれば作れるのだろうか?

事業で大切な2つのこと

事業を考えるときに重要なことが2つある。

「自分が考える事業は誰が欲しがっていて、対価として幾ら払ってくれるのか」
「本当にニーズがあってどれくらいの規模がマーケットとしてあるのか」

これを知ることである。

殆どのビジネスは何処かで誰かがやっていて、研究開発でのオンリーワン以外は常に他社と比較される。だから、同じような事業、商品、サービスでも、選んで貰うために何を差別化して打ち出すのかが最も重要だ。

中小企業の場合、資本力は基本ないので大量生産、大量販売できないので安さで打ち出すと不利である。自分が何が得意で何が不得意かを知ることだ。

コミュニケーション能力なくしては運営できない

そして、得意なことを徹底的に強みに変える工夫と見せ方が必要である。そして、不得意な所を誰とどのように組んでいくかを決めてアライアンスする能力が必要になる。だから、基本的に経営者はコミニュケーション力なくして運営はできないのだ。

その点、息子は人をまとめる能力に長けているようであるので、その能力を活かせるように伸ばしていけばいいと思う。

とはいえ、やはり息子の考えは甘すぎる。「本当に遺品整理で事業を立てることができるのか?」おかんは投資家のように息子を質問ぜめにすることにした・・・

【続く】

次回は、「事業を選ぶときの5つのポイント」について。

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