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ブートキャンプ! Xデザイン学校大阪分校にて

マーケティングをやってますと胸をはって言えない自分から脱却したくて、今月から約1年間、Xデザイン学校大阪分校ベーシックコースでUXについて学ぶことにしました。昨日は待ちに待った第1回目の講座がありましたので、ここで振り返っておきます。

学びとは何かの整理から

マーケティングとは新しい市場を創造することだ、顧客のニーズを掴め、Jobs to be Doneは何なのか…等々、言うは易し行うは難し。新しい価値とは?がいつもモヤモヤするので、UXを学べば分かるようになるかもしれないと思ったのが受講の動機です。

知識や技術は習うと分かったような気になれますが、さらにそれを基に判断できるようになるには、「体質改善」のレベルで自分の血肉にしていかなければなりません。学びの真の目的は「学習」ではなく「発達」。そうか。「UXを学べば〜」では分かったような気になるだけや。社会人生活の折り返し地点、もうかなりいい年です。ここで体質改善に取り組むんだと捉え直しました。第1回目のタイトルは「ブートキャンプ」。自分をリブートするぞ。「誰もが常に初心者」の言葉には勇気付けられました。

最悪のアイデアがなぜ生まれたか

この日のメインは発想法ワークショップ「最悪トラベル」でした。まず、グループで史上最悪の旅行のストーリーを作り、次に隣のグループが考えた最悪トラベルを最高にするサービスを考える、というもの。

私たちのグループは、3浪生の大学受験で合格連絡からの不合格通知を受け取る、という最悪ストーリーを考えました。これを考える時、「旅とは何か」「最悪だと感じるのはどういう時か」という問いからスタートしましたが、結果的に瑣末なものになってしまいました。

瑣末だと感じることができたのは、他のチームの、鳥になって戻れない話や、RPGの世界のような魔物と戦う話を聞いたときです。最悪ポイント(=課題)を、ヒトとして最悪な状況ってこういうことだよねという、一段高いところに視座があり(これを概念化と呼ぶのでしょうか)、そこからアイデアを発想されていたからではないかなと思います。

私たちは、誰もが経験したことのある身近なシチュエーションを選び、概念化しなかったことで、課題ポイントが矮小化してしまったことが大きな反省点です。最初に浅野先生が釘を刺した「新婚旅行先でお腹を壊し〜」的なストーリーと何ら変わらなかったですね。

そして、この視座の低さは、続いてのワークにも引き継がれていってしまいます。上司と出張した客先でのデモ機故障、懇親会が気不味い問題を解決しないといけません。先生から「課題を真正面から捉えるな、リフレーミングしろ」とのアドバイスがあったにも関わらず、対処療法的な瑣末なアイデアを出してしまいました。フェイクニュースサービス。倫理観の欠如…。

このアイデアを考えていたとき、倫理的にあり得ないのでは、という意見は確かに出ていました。チームの誰かが疑問を呈したとき、それを流さず真摯に取り上げ、話し合わなければならなかったこと、これが2つ目の大きな反省点です。

これからの時代は、チームで仕事をすることが多くなる、それも職能が異なる人と会話をしていかなければならない、という話が冒頭の講義にありました。これから、チーム活動をしていくにあたり、今回のつまづきを教訓にしていきます。

今後に向けて

自分でも気付いていたことですが、事象を構造化したり概念化することが苦手で、今回も如実に現れていました。若干ミーハーですが、今流行りの「メモの魔力」を取り入れるべく、今回の講座からメモの取り方を変えました。左側のページに聞いたこと(ファクト)を書き、右側のページは、気付きや概念化してみたことを書けるように空けておくのですが、これがなかなか埋まらない…。でも、とにかく続けてみます。

問題だらけの第1回でしたが、1年間やりきった後に見える景色の違いを楽しみに、発達していきたいです。





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