元メガベンチャーの一エンジニアがVR法人HIKKYに入社してインフラチーム発足してリーダーなるまでの物語
はじめに
こんにちは、きよまるです。
前回の振り返りを記事を書いてから早いもので半年が経過しました。
2022年4月にVR法人HIKKYに入社して今日で遂に一年が経過しました!
あまりにも爆速で過ぎ去ったこの一年ですが非常に多くの新しいことだったり挑戦をしてきたので自分自身の振り返りを兼ねてこちらの記事を執筆することにしました。
あ、定期的に振り返りはしていて入社から3ヶ月、6ヶ月の記事はこちらになりますので是非ご覧ください。お気持ち書いてます。
さて、では振り返りをやっていきましょう!
注意事項
お決まりのやつです。
この記事はVR法人HIKKYは一切関知していません
会社によるチェックなど何もなしで私見になります
きよまるが思ったままのポエムを書いている記事になります
この記事を執筆する目的
このnoteを書く主な目的は下記の2点になります。
自分自身がやってきたことを振り返り今後きよまるが「どのような行動をしていくか」を考えるための情報整理のため
VR法人HIKKYに興味がある人が読んで具体的な働くイメージだったりを掴めるような情報になればうれしいなって思ったため
学校を卒業して就職してから初めて「あ、仕事って面白いな」って思うようになりました。
もちろん大変、辛いこともたくさんありますがそれを含めても好きなところのほうが多い状況かと思います。
ではでは、具体的にどのようなことをやってきたのかのと何を考えているのかを書き出していきます。
入社一年でやったこと
この一年間でやってきたことですが大きく分けると次の4種類になります。
インフラの要件定義、構築、運用
チームビルディング
技術ブログの運用
その他、自社サービスを遊ぶ!
それぞれについて振り返ります。
記憶をたどりながら何を考えどのような行動をしたのかを文章形式で書きます。
(1) インフラの構築、運用、要件定義
入社した当初はインフラチームは存在せずにバックエンドチームの方でインフラ周りを詳しい方が兼業として対応されていました。
クラウド学習してインフラ構築をやった
HIKKYではインフラはクラウド環境を使っておりできるだけマネージドなサービスを使って構築されています。
自分はもともとオンプレ系のインフラエンジニアとして主にホスティングサービスの構築だったり運用をメインでやっていまして、HIKKYに入ってからクラウドを触り始めたクラウド初心者です。
構築をするにもそもそもクラウドに関する基礎知識がないとどのようなものを作っているのかを理解できないので、クラウド自体のサービスの学習をしました。
自分の場合はハンズオン形式でとにかく手を動かしてみることで理解が早まるタイプなので、まずは作ってみようとwebで掲載されている手順や書籍を購入してそのハンズオン、詳しい方に相談をして身につけました。
下記の書籍が参考になりました。
おすすめとしては上から順番にやっていくことかと思います。
で、自分の場合はとりあえず動かさなきゃだめだろってことが三番目のAWSコンテナ設計・構築 [本格] 入門から触り始めましたが、ガチで本格過ぎたのでこれから触る方は注意が必要ですw
ただこの書籍はかなり網羅性が高いので今もインフラ設計する際に繰り返し使っている良書ですので余裕ができれば読んで見ることをおすすめします。
このような書籍を駆使しながらなんとか基本的な設計と構築はできるようになりました。
運用周りの整備をした
運用周りでいうと監視を強化することにしました。
システム運用をするためには障害に気が付かないことには始まりません。
ある程度の監視はありましたが、通知部分が不十分だったり障害発生時の対応フローなどが明文化されていなかったり整備ができていませんでした。
それもそのはずで、あくまでバックエンドチームの方が兼任で作業をしており、詳細な運用まで手がまわる状態ではありません。
それにこれまでは長期運用というよりは仮にダウンしてもそこまで会社的に大きなダメージのあるものではありませんでした。
しかし、これからはプロジェクト数が膨大に増えていくことは見えていましたし、長期運用サービスも誕生するものと考えていたため早いうちから手を入れようと行動しました。
その結果、最低限ではありますが監視を入れることができて異変にすぐに気がつき対応できる体制ができました。
クラウドでの負荷試験を突如やることになった
夏頃になりとある企業様で同時接続数の要求が多いプロジェクトがありまして、そこで負荷試験をすることになりました。
今まで負荷試験自体は実施したこともあり観点は大方把握していましたが、クラウド環境におけるやり方だったりがわかっておらず調査しながら勧めました。
その時に参考になったのはこちらの書籍です。
AWSって書いていますがそもそも負荷試験ってどうやるのって部分から書いているので負荷試験の入門書としても使えるのでおすすめです。
はじめて要件定義に挑戦した
入社して半年が過ぎクラウドの知識や経験を積んでいくなかで自分の役割も広がり始め様々な案件でのインフラの要件定義を担当することが増えてきました。
今までは構築、運用フェーズを中心としてやったため要件定義をまともしたことも無いですし体系的な知識もありません。
そこで色んな本を読み漁ったり要件定義の流れや観点などを色んな方に相談して進めました。
要件定義については下記の書籍が参考になりました。
後は自動化だったりセキュリティ対応だったりと怒涛の一年になりました。
今思うと一年でめっちゃ成長できた気がする
振り返りると技術的にも精神的にも一年前とは比べ物にならないくらい成長できたと実感します。
なんていうのかな、、やっぱりやらなきゃいけない状況になって色んな人に相談しながら目の前の仕事をしっかりやろうとがむしゃらにやってきただけですが、まっすぐ課題に向き合うと辛いこともあるけどそれを乗り越えたときに気がついたら成長しているっていうのがよくわかりました。
この先もインフラ技術を向き合っていきたいと思います。
(2) チームビルディング
先程も記載しましたが、入社した当初はインフラチームは存在せずにバックエンドチームでインフラ周りを詳しい方が兼業として対応されていました。
依頼受付フローを整備してチームとして動けるようにした
とにかく自分の役割としてはまずはバックエンドチームの方がインフラ割く工数を削減して専業に集中もらったほうが会社として効率が上がると考え対応されていた業務の巻取りをすることにしました。
色々と業務の流れをヒアリングしていくと構築依頼などはチケット化されておらずチャットベースにより対応をしていて、複数のバックエンドチームの方がそれぞれ対応していました。
プロジェクト数だったりそもそもHIKKYメンバーが今みたいに急増はしていない状況だったのでこれで周っていましたが、これでは対応履歴もチャットでないと追えないし属人化しすぎてカオスになるのは目に見えていたので依まずは依頼の受付フローを整備することにしました。
具体的にはJIRAを使ったチケット管理をしていて依頼を受けてつけてそれを期限を明確にして対応していくというものです。
急いでほしいものについてはslackやdiscordにインフラチーム用のグループを作っていただき、そこにメンションを飛ぶと自分やチームメンバーに連絡が来るようにしました。
ルール決めをして社内に通知して依頼をいただくようにしましたが、新しいことを始めると周知だけしてもすぐに浸透はしないため、毎週行われる会社の全体定例などでもとにかくしつこく伝え続けることによって浸透しました。
依頼フローの整理をしたらチーム内で現在抱えている課題の洗い出しをしました。
主に運用周りの課題が多かったので、自分の方でたたき台を作り、チームとして取り組んでいくことの方針を出してチームメンバーとの認識合わせをした上で一つずつ前に進めました。
インフラチームが発足した
実はインフラチームは正式にはなくて、きよまるはバックエンドチーム所属でインフラを担当していました。
前述の行動をしていたのもあり入社から半年したタイミングで正式に社内チームとしてインフラチームが発足しました。
チームリーダーとしての悩み
チームリーダとしてのきよまるとプレイヤーとしてきよまるの二足のわらじを履いて行動することになりました。
ただここで問題が発生します。
インフラチームは対応範囲がweb周りの前案件に及ぶのでその量は膨大です。
そのためチームタスクの整理というマネージャー業務をしていると構築などのプレイヤー業務が進まなくなり、逆にプレイヤーとしての業務に集中していると社内の様々なプロジェクトの動きを追えなくなるというものです。
そのため早朝のうちにプレイヤーとしての業務をして、日中帯はチームマネージャー、夕方くらいからプレイヤー業務など日々試行錯誤している状況です。
これについてはまだ答えは見えてないので仮説を立てながら自分なりに検証をしていこうと思います。
あとはマネジメント業務ばかりをしていると情報整理が中心になってしまい実際にインフラ構築したりする機会が減ってしまうので技術的に衰えてしまうのではないかという不安だったりがあります。
そのため趣味で開発だったり手を動かすことをしていますが実践でやった場合のほうが成長の度合いは高いのでこのあたりが難しいところです。
もちろん、マネジメント業務も大切です。
自分は情報整理だったりコミュニケーションを取りながら物事を前にに進めるのが得意なので間違いなくマッチはしているのですが上記のような悩みもあります。
必要とされることは嬉しいですし頑張りたいですが、このあたりの気持ちの面でのバランスをうまく取ってきたいと思います。
これも新しい挑戦なのでまずはまっすぐに向き合っていきます!
チームの強化と採用に力を入れている
チームリーダーになったのでチームを強く堅牢なものに育てていかなければいかなければいけません。
そこで課題となるのが採用です。
どうやったHIKKYのインフラチームの魅力が伝わるのか、日々試行錯誤しながら進めています。
とにかくやれることをやろうと思いTwitterで呼びかけたところ複数の方から応募いただきまして、その結果、今年の頭から一名優秀な方が来てくださいました。
後述する開発チームブログにその方が記事を書いてくださりました。
あ、ちなみに上の記事の文章は自分からは添削とかしてないものなのでそこだけは書いておきます。
チームメンバーが増えたことで自分の時間がかなり取れるようになったのでチーム方針だったり課題の可視化、改善系のタスクの洗い出しに時間が取れるようになりました。
とはいえ、まだチーム体制としては弱いので引き続き募集しています。
興味があればきよまるに連絡してね。
さて、この後はどうなるかわからないけどとにかく今できること精一杯やっていこうと思います。
現在は来年度のチーム目標を作ったりしています。
やりたいことは沢山あるので会社が進む方向と自分が成長したい方向をいい感じにマッチさせて今後もやっていきます!
(3) 開発チームブログの運用
HIKKYに入った当初に思ったことは外部に対しての技術情報のアウトプットが少ないということでした。
自分が入社する前にRuby biz Grand prix 2021でグランプリを取得していたりとアウトプットはしていますが、なんていうかな、、日常的にやっていることを外部にアウトプットしているものが少ないと思いました。
Ruby biz Grand prix 2021のYouTube動画
技術的に挑戦的で面白そうなことをかなりやっているのですが、それをもっとタイムリーに出したほうがいいと思い開発チームブログをやりましょうと提案しました。
大体二週間に一回の更新頻度で進めていまして自分から色んなチームの方にお願いして執筆していただいています。
早いもので記事も30本になりました。
執筆していただいた皆さんには感謝しかありません。
自分の得意な部分は情報のアウトプットになるのでこの強みを活かして今後を色々と発信していこうと思います😉
(4) その他いろいろ、自社サービスを遊ぶ!
バックエンド開発に挑戦
業務をしていると各所でちょっとしたタスクが溢れることがあります。
自分は一時期バックエンド開発もやっていたことがあるので小さい単位のタスクであれば対応することができます。
そんな背景もあり下記のサービスのバックエンドを開発を担当しました。
大まかの仕様は固まっていましたが詳細部分については決まっていなかったので仕様書を作成してフロントエンドチームの方と協力しながらすすめました。
こちらのバックエンドはruby on railsで作られているのですが自分自身がrubyを触ったことがなかったので、まずは使い方を学習し多くの方の助けを得てなんとか形にしました。
これは自分のできる業務が増える良い機会となりました。
チャンスをくれた上長には感謝しています。
自社サービス爆誕!MyVket!
ついに継続的に提供する自社サービスが爆誕しました。
これはブラウザでアクセスして自分のお部屋が持ててボイスチャットの交流だったり、アバターを作ったり、他の人のワールドに遊びにいけるブラウザで遊べるメタバースってやつです。
実際にどんなものかは下の画像を押すときよまるの部屋が見れるので遊んでほしいです。
※ブラウザでそのまま開きます。スマホでもPCでもOK。
このお部屋には色々リンクが仕込まれていまして、例えばclusterのロゴをクリックするとclusterのプロフィール画面が表示されるものです。
色んな使い方ができそうだなと思っています。
ちなみにTwitterで#myvketって検索すると色々と情報が出てきます。
使い方のnoteもあるのでぜひ見てね。
さてこんな感じで自社サービスが誕生したわけですがどうもまだまだ使いにくところが沢山あったり楽しいって部分がよくわからないところがあります。
そのため日々試行錯誤しながら何が楽しんだろうとか、何をしたらいいのだろうかっていうのを触っています。
自分の考えになりますが、やっぱり自社でやっているサービスはまずはサービスを作った人が楽しく遊ぶことが大事だと思っています。
下記の本にも書いていましたがプロダクトを愛することが大事です。
これは仕事というよりも自分が好きなものをおすすめしたいっていう気持ちで動いています。
なんだ宣伝かよ!思う人もいると思いますが好きなものなので仕方ないです。
今後も色んなプロダクトが生まれていくと思いますがこの気持を忘れずに楽しくやっていきます!
みんなが面白い!楽しい!って言ってくれるようなプロダクトをつくっていきたいです。
最後に
こうやって振り返ってみるとほんとにいろんなことに挑戦した一年だったなと思います。
少し気持ち的にもいろんなことやりすぎて逆になんにもやってない、、みたいな変な感じになっていたので気持ちの整理もできて良かったです。
文章的にまとまっていないですが思いのまま書かせていただきました。
これから先どうなるかはわからないですが、いつも通り色んなことに挑戦していこうと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
これからもよろしくです。